- Amazon.co.jp ・本 (386ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167218034
感想・レビュー・書評
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映画「フィールド・オブ・ドリーム」の原作ですね。
映画は何度も観ていたんですが、原作は初めて読みました。
実は、映画「ナチュラル」を観て、ええ映画やと思って調べたら、シューレス・ジョーがモチーフということで、この本に辿り着きました。
それで、読んでみるとなんと「フィールド・オブ・ドリーム」の原作だったという事で、たぶんまた映画を観ることになりそう。
ところで、この本は絶版になっていて、電子書籍も出ていないですね。
良い本なのになんででしょうね。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
MLBの「フィールドオブドリームス・ナイト」(2021年夏、実際にアイオワのトウモロコシ畑のなかに球場を作って試合をした)に触発され、2、3月か月かけてだらだら並行読みしながらようやく読了。
キンセラの小説は、これまでにも何度か挑んでは挫折していて、あまり相性がよくないのよー。野球は好きだし、野球のセンチメンタルな側面もきらいではないのだけど、キンセラはそれが過剰なところがあって、ときどきお腹いっぱいになる。
それでも、この小説にかなり忠実にもとづいて作られた『フィールドオブドリームス』は、あらためて見直してもとてもいい出来で、ついつい感動してしまうのだから、やはりストーリーラインはよくできているんだよな。
小説版で初めに「うーん?」と思ったのは、妻のアニーがあまりにも理解がありすぎるところだったのだけど、そこらへん、映画のほうはもう少し現実に寄せていて、さらに60年代に青春時代を過ごして反体制派のマインドをいまも持ちつづける女性という(タウンミーティングで禁書運動に反対して演説をぶちあげたり)バックストーリーを仕込んでいるあたりがうまいなと。
『ベースボールを読む』(吉田恭子)と並行読みしていたので、最後に車がひきもきらずにやってくる「アメリカンドリーム」のエンディングも含め、どうしても少し斜めから見たくなるけれども、野球というスポーツへの特別な思いを描くという意味では、すごくよくできた小説なんだと思う。 -
“It ain’t true is it, Joe?”
"Yes, boy, I'm afraid it is."
アンラッキーエイトとサリンジャー。
ムーンライト・グラハム。
ファンタジックでノスタルジック。傷ついた人たちを救済するかのような不思議な設定。
あまり考えたことなかったけど、野球って不思議なゲームだ。少しでも関わった人間に、いつまでも夢を見せるような。 -
再読日 19990922
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最近、久しぶりに観なおして感動した映画「フィールド・オブ・ドリームス」の原作となった小説。
映画に比べて、若干登場人物は増えるけど、ストーリーは概ね映画と同じ。だけど、印象はかなり違う。
原作は、ドライで、ユーモラスで、たんたんと日常的にシュールなファンタジーって感じかな?アメリカ文学の伝統のなかにある作品だな。
原作にでてくる小説家は、なんとサリンジャーで、ここがなんともいいんだね。物語と現実が入り組んで、「こんなこともあるかも」と思わせてしまうパワーがある。
映画と原作どっちがいいという話しではなくて、違うタイプの感動だと思う。 -
映画を先に見ました。ほぼ映画はこの原作に忠実に作られていたんだと分かりました。ただレイの双子は映画には出てなかったような気がする。
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「君がそれを作れば、彼はやってくる」
映画『フィールド・オブ・ドリーム』の原作本。 -
野球と家族を心から愛した男の物語。映画「フィールド・オブ・ドリームス」の原作ですが、最後の盛り上がりはさすが映像の力で映画の勝ちだけどこまかな人間描写は原作の方がよかったです。
今頃思いついて読みたくなったのでアマゾンの古本で入手。
それにしてもあちらの人って、野球がホントに好きなんですね。これが日本で大相撲で・・・って話にならないか・・ -
映画『フィールド・オブ・ドリーム』の原作本。映画より登場人物が多くて、主人公キンセラの双子の兄が登場し、その分、エピソードが少し複雑になっていますが、映画と同じ懐かしいような切ないような心にしみる読後感です。
何度もしつこく手にとっては読んでしまうので、今さらながら感想書いてみました。