そんなバカな!―遺伝子と神について (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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レビュー : 61
  • Amazon.co.jp ・本 (267ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167270025

感想・レビュー・書評

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  • 2005年前後に読んだと思う。

    浮気や人間関係に悩む方におすすめします。

    しかたないですよ〜と。男女どちらもありますよーと。
    その人の意思ではなく、遺伝子がしていることです。
    あなたは「遺伝子の乗物にすぎない」と。

    これは動物行動学から人間を動物としてみているのですが、人間の間違えているように見える行動も間違えていないと説明できてしまうところがおもしろい。
    以後、竹内久美子さんにハマりました。

    リチャード・ドーキンスの「利己的遺伝子」を知るきっかけになりました。次の乗物を探して遺伝子を残すとともに、memeミームという残し方のことも…。自分の考え方を伝えることなどについても。


  • j読んでおいて損はない

  • 「人間は遺伝子の乗り物にすぎない」という考え方は、すごく斬新なものでありながらも、なるほどと納得できるものだった

  • ド-キンスの関連で読み始めたが面白い。
    作者の別の本もここから読むようになったよ。

    • hossy33さん
      ド-キンスの関連で読み始めたがこれが面白い。
      行動学って深いな。
      ド-キンスの関連で読み始めたがこれが面白い。
      行動学って深いな。
      2017/07/11
  • この本を読んで少しだけ楽になれた読者の一人です。

  • 出版当時たいそう話題になっていたので買ってあった。そして「積ん読」したまま10年程経ち、ふと読み始めた。
     …読了。なるほど、当時話題沸騰したのも納得の面白さである。アカデミズムな硬い語り口ではなく、エッセイのように親しみ易い文章。滅法読み易い。

     まさに“目から鱗”の本である。昆虫の社会や猿の夫婦・家族に関する研究事例をあげながら、動物行動学の学説(奇論の数々!)を紹介してくれる。
     そして圧巻なのは人間についての論考の条り。
    嫁姑の確執、浮気男の分類、親のしつけへの考察…。最新の動物行動学と利己的遺伝子論で人間を斬るに至って、著者の語り口が最もいきいきとしてくる。
    (世間の親は)「絶対に見つからない万引きの方法など、即役に立ちそうなことは教えない」
     等々、まるで悪魔の囁きのようなことまで言う。竹内久美子節の炸裂である。友情、家族愛、そして男女の愛情。それらは全て、利己的遺伝子の立場からすれば幻想にすぎない。そう断言する。まさに、悪魔のようである。
     出版当時はかなりの反発を受けたに違いない。読後の衝撃の大きい、かつ魅惑的な本である。

  • リチャードドーキンス利己的な遺伝子を噛み砕いた本。面白い!

  • 人間は賢いが時としてバカな事をやるのはなぜ?素朴な疑問、人間の不思議な行動及び、動植物たちの不可解な行動を筆者が生物学的にシンプルに分かり易く解説したエンタメ色が強いサイエンス本。嫁姑の確執が本人たちも知らないところで、”黒幕”に操られている!?驚愕な仮説にも関わらず、自身が生物学者でもあるので、へ理屈にも妙に納得!動物行動学の権威であるドーキンスのベストセラー「利己的な遺伝子」をベースに筆者の生物学者としての知見をプラスした作品のようです。オリジナル本も読んでみたくなります。子供の躾に悩むあなた必読ですよ~。

  • むかし話題になったからずっと書名・著者名が頭に残っており、ブコフで見つけた時に即買いしておいたんだけど......
    直前に読んだ斎藤美奈子の著作で本書がトンデモ本だってことを知ってしまった......

  • リチャード・ドーキンスの「利己的な遺伝子(原題:『The Selfish Gene(セルフィッシュ・ジーン)』)」を中心に、生物の行動の不思議を解釈する。

    柳田邦男の『犠牲(サクリファイス)―わが息子・脳死の11日 』に出てきた話題”遺伝子死”のところで、利己的な遺伝子(セルフィッシュ・ジーン)について述べてあり、気になっていた。

    竹内氏の解説はコミカルではあるものの、生物の行動の意味や、生殖のあり方、文化などを利己的な遺伝子の視点から、”こう考えると都合良く納得できる”よう、やや冷徹な面もある。

    『生物とはいったい何なのか。 生物は遺伝子が自らのコピーを増やすために作った生存機械にすぎない』

    アリが戦う姿、母親が子どもを愛するために取る自己犠牲の行動、クジャクの雄の美しさの意味など...遺伝子の思うがままになっていると思うと、やや恐ろしくも感じるし、行動が遺伝子にコントロールされていると思うと、虚無感も感じる。

    遺伝とのアナロージーが考えられている”文化”。
    R・ドーキンスが提唱した”ミーム”・・・遺伝的伝達単位を遺伝子と呼ぶのに対し、文化的伝達単位をミーム”と呼ぶ。

    人間は、遺伝子とミームという二種類の自己複製子の乗り物(ヴィークル)であるという観点で、さまざま語られていて、面白かった。

    ----------------
    【内容(「BOOK」データベースより)】
    嫁と姑はなぜ憎み合わねばならないのか?魅力的で性格もいい男がどうして浮気だけはおさまらないのか?そもそも賢いはずの人間がときとしてアホなことをしでかすのはなぜなのか?この深遠なる人間行動の謎に「利己的遺伝子」という考え方から迫る“天才”竹内久美子の最高傑作。新たに「美人論」を付す。
    ———————
    【目次】
    プロローグ
    第1章 すべては遺伝子から始まった
    ・二人のキョウダイか八人のイトコ ~J・B・S・ホールデン
    ・働きバチはなぜ子を産まないのか? ~W・D・ハミルトン
    ・完全無欠のスーパースター ~R・ドーキンス
    ・自由な魂の遍歴 ~F・クリック

    第2章 我々は乗り物である
    ・遺伝子が行動を支配する ~『衛生的』なミツバチ
    ・意地悪の実力のうち ~忙しいアオアズマヤドリ
    ・黒幕は誰だ!? ~土と唾液の建築家・シロアリ
    ・ミームという名の曲者 ~ニホンザルのイモ洗い文化
    ・個体の幸福は遺伝子の不幸 ~妊娠をめぐる戦い

    第3章 利己的遺伝子の陰謀を暴く
    ・子どもは恐い ~ゼンソクで操作する
    ・ゲームの理論 ~タカ派とハト派
    ・自分の姿に気がつかない ~鬼の嫁姑戦争
    ・男の分類学 ~繁殖戦略としての離婚
    ・誰のための“しつけ”か ~親とても乗り物
    ・出生率は低下しない ~福祉のおとし穴

    第4章 利己的遺伝子のさらなる陰謀
    ・アリの戦争と平和 ~ミツツボアリの竹馬歩行
    ・チンパンジーの仁義なき戦い ~タンザニアのヤマグチ組
    ・遺伝子が神をつくった ~血縁を超えたリーダー
    ・知らないあいだに武闘訓練 ~「鬼畜」のミーム
    エピローグ
    解説(柴門ふみ)
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著者プロフィール

竹内 久美子 (たけうち くみこ)
1956年、愛知県生まれのエッセイスト。動物行動学研究家。1979年京都大学理学部卒。同大学大学院博士課程に進学、動物行動学を専攻。
1991年『そんなバカな!-遺伝子と神について-』(文春文庫)で第8回講談社出版文化賞「科学出版賞」受賞。 主な著書には『指からわかる男の能力と病』(講談社+α新書)、『男と女の進化論 すべては勘違いから始まった』『小さな悪魔の背中の窪み-血液型・病気・恋愛の真実』(以上、新潮文庫)、『浮気で産みたい女たち-新展開!浮気人類進化論-』『遺伝子が解く!男の指のひみつ』『遺伝子が解く!女の唇のひみつ』『遺伝子が解く!愛と性の「なぜ」』(以上、文春文庫)、『女は男の指を見る』(新潮新書)、『同性愛の謎―なぜクラスに一人いるのか』 (文春新書)などがある。

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