兵隊蟻が歩いた (文春文庫 291-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167291013

感想・レビュー・書評

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  • ときどき、古山高麗雄の作品を読んでみたくなる。

    作者は太平洋戦争の時、一等兵としてビルマ(現ミャンマー)に送られ、ようやく生き延びて帰ってきた人である。

    この本は、それから約30年後、作者がふたたびビルマを訪れ、戦争中に通ったり泊まったりした場所に行ってみたときの作品集である。

    エッセイ集というより、訪問記録という感じ。
    素材がそのままという感じで、読み物としてはあまり面白くなかった。

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著者プロフィール

古山 高麗雄(ふるやま・こまお)
1920年、朝鮮新義州生まれ。2002年没。旧制第三高等学校文科丙類中退。42年に召集され、東南アジア各地を転戦。47年復員。河出書房など出版社勤めを経て、雑誌「季刊藝術」の編集に従事。70年『プレオー8の夜明け』で芥川賞、94年『セミの追憶』で川端賞、2000年『断作戦』『龍陵会戦』『フーコン戦記』の戦争文学三部作で、菊池寛賞受賞。

「2021年 『文庫 人生、しょせん運不運』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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