凡宰伝 (文春文庫 さ 11-5)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (279ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167340056

感想・レビュー・書評

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  • 本書は冷めたピザ、真空総理と呼ばれた小渕首相の評伝である。地味なイメージであるが読むとその人生に圧倒される。本書で残念なのは、政権の政策分析に踏み込んでいない事である。本書の書かれた時期を考えるとやむを得ないのかも知れないが、いずれは歴史として論じる書が出ても良いと思う。

  • 実は凡ではなく、したたかだった説

  • 2018/02/16 読了

  • 妙な本だった。
    著者のオナニーのようで、結局そう言えばいたあんな人のことを時間使って読んでしまったなーという。

  • 田中真紀子氏に凡人と呼ばれた小渕元首相の生涯を記した本。父である小渕光平氏の代から、選挙に毎回苦労してきた様がリアルに書かれている。一番印象深いのは、自由党の連立離脱に関する部分。小沢一郎氏との最後の会談では、お互い結果が分かっているセレモニーということで、しみじみと昔話に花を咲かせていたみたい。その翌日に脳梗塞で意識を失い、そのまま帰らぬ人となったのは周知のとおりである。

  • 是非オススメしたい。非常に素晴らしい政策と理念を持った人物でした。感銘を受けました。

  • 当時は酷評されていましたが、あれはメディアの作っただめなイメージだったんですね。きっと。

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著者プロフィール

1947年東京生まれ。早稲田大学第一文学部卒業。編集者、業界紙勤務を経てノンフィクション作家となる。1997年、民俗学者宮本常一と渋沢敬三の生涯を描いた『旅する巨人』(文藝春秋)で第28回大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。2009年、『甘粕正彦乱心の曠野』(新潮社)で第31回講談社ノンフィクション賞を受賞。

「2014年 『津波と原発』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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