僕のホスピス1200日: 自分らしく生きるということ (文春文庫 や 26-4)

著者 :
  • 文藝春秋
2.89
  • (0)
  • (2)
  • (5)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 42
感想 : 2
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167354053

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 大学課題図書

  • ・人間の尊厳とは、肉体的な問題もさることながら、その気持ちや意志の有り様に依拠していることがよくわかる。

    ・ホスピスの価値観は、患者さんの価値観を支えることにある。
    ・ホスピスは医療現場の一形態というよりも、人生を送る社会そのもの。


    <在宅ケアの延長線上にある在宅死の条件>
     ①介護力があること
     ②患者が療養する場が自宅内にあること
     ③定期的に往診してくれる医師がいること
     ④十分に症状のコントロールがされていること
     ⑤介護していく人たちの患者さんを家で看とることの覚悟があること

全2件中 1 - 2件を表示

著者プロフィール

山崎章郎(やまざき ふみお)
1947年生まれ。医療法人社団悠翔会ケアタウン小平クリニック名誉院長。
外科医としてのキャリアから、船医として赴いた南極での経験を経て、「ホスピスは、最期の瞬間まで人間としての尊厳を守りながら、人生に新しい価値を見いだし、幸せな気持ちを持って生きる場所」との信念をもって、東京都小金井市の聖ヨハネ会桜町病院のホスピスを牽引。その後2005年に、在宅ホスピスケアを目的に東京都小平市に「ケアタウン小平クリニック」を開設し、コミュニティケアにも関わる。現在は、ステージ4の大腸がんを療養中。その体験に基づき、抗がん剤治療を減らし、既存の代替療法を組み合わせた、副作用の少なく、金額的にも無理のない治療法である「がん共存療法」に辿り着く。がんと共存しながら限られた時間を患者自身が納得し、自分らしく生きるための「無増悪生存期間」の延長を目指し、その臨床拠点ともなる「がん共存療法研究所」の設立を準備している。著書に『病院で死ぬということ』、『「そのとき」までをどう生きるのか』、『ステージ4の緩和ケア医が実践する がんを悪化させない試み』など。

「2023年 『死ぬことと、生きること~キューブラー・ロスをめぐる対話~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

山崎章郎の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×