冥途のお客 (文春文庫 さ 18-13)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (252ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167450137

感想・レビュー・書評

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    『私の遺言』を読んでいたので、もろもろ納得しながら読めた。遠藤周作氏とのやりとりがおもしろい。
    この著者、最近はベストセラーを頻発させているけれど、この本は初出が2003年ということで、こっち系(?)の本の最新作を読んでみたいと思った。
    なぜか字が大きい。

  • 『佐藤邸、本日もあの世から千客万来!』のキャッチコピーから既に笑える。江原啓之氏の霊視で死後の世界にいる、遠藤周作、有吉佐和子、開高健、川上宗薫らの宴会風景を実況中継してもらう場面も笑える。

    もう、笑ってばっかし。

    「死んだら全てなくなる」
    「あの世なんてないさ」

    と思っている人は、読んでみるといいんじゃないかしら。

    あの世があると思う事と、ないと思う事、どちらに利点があるか考えてみるのもよいかもしれない。あの世があると思った方がこの世をよりよく生きられるように思うのだけれど、どうなんだろ。。。

著者プロフィール

大正12年、大阪生まれ。甲南高等女学校卒業。昭和44年、『戦いすんで日が暮れて』で第六十一回直木賞を受賞。昭和54年、『幸福の絵』で第十八回女流文学賞を受賞。平成12年、『血脈』の完成により第四十八回菊池寛賞、平成27年、『晩鐘』で第二十五回紫式部文学賞を受賞。平成29年4月、旭日小綬章を授章。近著に、『こんな老い方もある』『こんな生き方もある』(角川新書)、『破れかぶれの幸福』(青志社)、『犬たちへの詫び状』(PHP研究所)、『九十歳。何がめでたい』(小学館)などがある。

「2018年 『新版 加納大尉夫人 』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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