昭和史の謎を追う 下 (文春文庫)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 98
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (569ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167453053

感想・レビュー・書評

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  • 1

  • (上巻の感想から続く)

    その当時においてあたりまえだったことというのは歴史に残りにくい。ふた時代前になるとわからないところがあって、少なくとも私にとっては、戦前は分からなくなっている。
    他の本(それでも日本人は戦争を選んだ)の感想で書いたが、そもそも日中戦争の戦争目的が分からない。これは仕方のない事だと思う。これが歴史になるということなのだろう。だから、史料で書いていく方法が良い。というかそうしても笑わないと分からない。

    一昔前、昭和といえばいいのか戦後といえばいいのか、その時代は感覚的に分かる。こういう時代は、もっと奔放な書き方でもいいと思う。この本の下巻では戦後史は三島由紀夫まで追っているけど、戦前か、少な
    くとも昭和20年代まででよかったのではないかと思った。

  • 終戦、占領で取り上げられ軍事力が朝鮮戦争、冷戦により再軍備を要請される。憲法第9条、戦争放棄を教え込まれ、軍事力は不要とされたが本当にとれで良いのだろうか。理性では戦争反対、軍備不要を訴えるが、この本の時代から現代までの時代背景を再考する必要があるのかもしれない、
    ただ、戦争にはこの本に書かれている以上の負の面があることも確かだ。

  • 下巻は戦後の昭和史の謎を探る
    下山事件、新興宗教、南朝天皇、南京虐殺、従軍慰安婦、三島由紀夫などなどだが、事実に基づく冷静な解説、推量が陰謀論に洗脳され気味な頭には良い中和剤となってすっきりした。
    どうも右も左も極端な話がまかり通ってる気がするので、それぞれに無理なところをこうして冷静に解説してもらうとありがたい。

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著者プロフィール

現代史家

「2016年 『慰安婦問題の決算 現代史の深淵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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