有罪答弁 下 (文春文庫 ト 1-6)

  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167527341

作品紹介・あらすじ

さまざまな思惑が蠢く巨大弁護士事務所のなかで、どうやら自分だけが知らないことがある-トゥロー得意の物語展開はいよいよ冴えわたる。行方不明の同僚を探すさえない中年弁護士マックの前に予想もつかなかった意外な事実が次々に展開される。そしてついにすべてのパイを握ったマックに、壮大な人生の決断が待っていた。

感想・レビュー・書評

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  • (上巻からの続き)
    今この瞬間、三ツ星評価から四ツ星へと変わった。それはこの本の題名の真の意味が解ったからだ。
    凄い!
    久々のカタルシスである。
    しかも本書が口述テープの体裁を採った理由もはっきりと解った。今にして思えば、こういう体裁を採る事が最も本書に相応しいのだ。

    これは主人公がプライドを捨てているからこそ可能なことなのだろう。しかし悔しい事に、その内容を十分堪能するほどには、自分は成熟していない。何年か経て、再び本書を手に取るべきだろう。

    最後の一行、「世の中には被害者しか存在しないのだ」これが本書の全てを語っている。

  • 最後の結末は、予想通り。
    ハードボイルドを気取った主人公は嫌い。結局、キャラクタの趣味なのかなぁ。

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