席亭 夢枕獏・爆笑 SWAの会 楽語(RAKUGO) (文春文庫 ゆ 2-21)

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感想 : 5
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  • Amazon.co.jp ・本 (332ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167528218

感想・レビュー・書評

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  • たいていの噺は演者がやるのを聞く方が面白い

  • SWAのネタを活字にした作品。夢枕獏が書いた5編(神田三陽がいた頃なので五人)と、SWAメンバーの作品を5篇を収録。

    小説でも随筆でもなく、落語のネタを文字にした本。従ってSWAを一切知らずに読むのは意味がないと思います。話芸を活字にしてるので、落語家、講談師の喋る間を想像せずに読めば他愛ない単純な笑いを羅列したあげくに深みのない構造の話ばかり、となります。

    逆に、演じ手を想像しながら読めばこれほど楽しい本はない。だから、事前情報なしにこの本を読んで評価する事には殆ど意味はないと思います。

  • いろいろするなぁ、夢枕 獏……。
    まあ、友だちが多いというのは、芸の幅があるということで、いいことだと思います。でも、読者的には、好きな物語の幅は、けっこう狭かったりするんですけどね。
    で、思うのは、こんなものよりは(ひどいね)、アレの続きは?と思わないでもない。
    落語とかは、あんまり聞かない方です。というか、知らない方です。きっと、聞くとおもしろいとは思うけれど、今は、自分の視野には、入ってないですね。
    そこに、引っ張り込まれるだけの魅力は、今のところ、この本にもない感じです。
    でも、安部 晴明のお話は、おもしろかったです。

  • 『楽語』は”落語”とは違います、落語+講談です。はっきりいって個人的には微妙。

    話を思いつく過程が書いてあったりして興味深くはあるが俺の笑いの琴線には触れなかったな、なんか下ネタ多いし、展開が微妙な感じがする。

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著者プロフィール

1969年生まれ。鹿児島県出身。89年に初代林家木久蔵(現・木久扇)門下へ入門。
93年に二ツ目に昇進。2002年に真打昇進。現在までに数々の賞を受賞し、新作の落語も数多く手がける傍らで、海外での英語で落語会にも精力的に参加。04年、春風亭昇太、柳家喬太郎、三遊亭白鳥らと結成した「SWA(創作話芸アソシエーション)」の活動は、後の「落語ブーム」や現在の落語会隆盛のきっかけを作る。著書に『楽屋顔-噺家・彦いちが撮った、高座の裏側』(講談社)、自作の創作落語「熱血怪談部」を絵本化した『ねっけつ!怪談部』(画・加藤休ミ、あかね書房)、『ながしまのまんげつ』(画・加藤休ミ、小学館)がある。

「2019年 『瞠目笑 天地万象をネタにした珍笑話集』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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