俺がJBだ!: ジェームズ・ブラウン自叙伝 (文春文庫 フ 25-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (462ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167651367

感想・レビュー・書評

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  • ご本人が書いているのでかなりいいように書いている部分がある気もするけど、やっぱり面白いです。少なくともJBのライブアルバムは聴いたほうがいい。

  • 昨年のクリスマス、ソウルの巨星が去っていった。そう、あの“ゲロッパ”ことジェームス・ブラウンが・・・。ジェームス・ブラウンは、“ミスター・ダイナマイト”“プリーズ・プリーズ・プリーズマン”“ゴッド・ファーザー・オブ・ソウル”と数々の異名を持つことで有名です。そして本名であるジェームス・ブラウン、略して「JB」というのもかっこいい。
     いつまでも現役で活躍してくれると信じていただけに、この突然の訃報はとてもショックでした。自分の好きなアーティストのルーツをたどっていく中で、JBの音楽に何度も触れました。そして、映画『ブルース・ブラザース』も最高に楽しい作品です。
     そんなJBがクリスマスに亡くなるというのも、彼自身の演出のようにも思えるほどです。

     ジェームス・ブラウンの自叙伝がこの本です。
     幼少のころから様々な体験をしながらジェームス・ブラウンという人が確立してきたことがよく分かります。そしてそのバックボーンが彼の歌そのものに通じていることも、この本を通じてよく分かります。とてもやんちゃな面がありながらも、かなり考えている部分があったりと、様々なJBをうかがい知ることができます。
     全身全霊をこめて歌い続けたジェームス・ブラウン。彼の波乱に富んだ人生を読み進めていくと、とても自分がちっぽけに感じます。誤解を恐れず言わせていただければ、ちっぽけに感じることで、自分の悩みが小さいものだと思うようになります。そして次には今日は今日で明るく生きてみようよ、という気持ちが芽生えてきます。もちろんその明るく生きる姿勢の裏には、想像もできないような様々な困難や悲しみや怒りがあることも承知の上だからこそ、輝く日々が際立つわけですが。
     激しく歌うJBの歌声を聴きながら、この本を読んでいると、人生を謳歌する喜びが伝わってきます。人生なんでもあり、ケセラセラ、といった声が聞えてきます。JBの歌うゴスペルが聴きたくなってきました・・・。
    JB、ありがとうございます。

  • 語り口調で活き活きとJBの人生が綴られた。前半の苦労話に軸足置いたのと、音楽ねたが少な目なのが残念。しかし税金や人間トラブル、政治的発言へ至る考え方。そしてスタイリッシュでパワフルさへ全力でこだわるポリシー。これらを率直に述べる論調には好感持てた。
    わずかな記述ではあるが、ゴスペルからファンクへ、ディスコではレコード会社から骨抜きにされたさまが伝わる。パイオニアであり、当時の人種差別ゆえのハンディキャップが、音楽の質に支障生じてしまったのが歯がゆい。
    JBがファンクを作らなかったら、今の音楽は全く変わっていただろう。しかし真の自由をJBが持っていたら、どんな音楽が生まれていたろう。ifを語ることは無意味だが、あまりに制約を受けていたようすが悔しい。
    ステージでは情感を前面に出すが、根本はいたってロジカルな人柄だ。
    JBファンだけでなく、JBを知らない人にも薦める。読んだ後、読んでる最中、JBを聴きたくなることうけあい。

  • ・・・・・。彼の音楽を少し聞き始めた時に買ったような記憶がある。この後に彼は、家庭内暴力で捕まったって友達に聞いてなんか読むなくしたような気もする。確かかどうかはわからなけど・・・。

  • 俺俺、ジャイアニズム本。

  • 言われなくてもわかってるって。

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