- Amazon.co.jp ・本 (559ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167676087
感想・レビュー・書評
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「魔女の笑窪」から更に命をかけた絶対絶命的な状況が水原に続く。
子どもの頃…怖いわぁと思いながら見たGメン75で、香港編は更に怖そうで香港編の日は諦めて寝た思い出がある。だから子どもの頃は知りもしないのに中国だの香港だの上海だの、ただただ怖いイメージしかなかった。魔女シリーズの2冊は子どもの頃の怖いイメージをまた思い出させてくれた?笑
白理、西岡、新山の親が子を想う愛情は同じだった。水原が白理、木崎、星川…身近な人を丸ごと受け入れるのもまた、ある種の親の愛みたいで、読み終えて大きなため息が出た。
次は水原に少しは平和が訪れるといいな。
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なかなかのでき
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夫と子供を殺害された上海の女警官パイリー、主人公(水原)が協力して敵を取る話し。中国の警察事情も学べる、読み応えのあるハードボイルド。
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かなりハードで読みごたえのある作品でした。
あくまで物語上の出来事とはいえ、日本人である自分にとって国籍や民族という視点は外国人と比較すると著しく欠けていることに改めて気付かされた。
それにしても、水原さんをここまで賢く強く描くには相当な筆力が必要なはずで、大沢氏にしか書けないと思いました。 -
続編。前作は後半の終わり方が消化不良で物足りなく感じたが、本編のエピローグだったと解すれば納得。複雑なパワーバランスの中で最悪な状況打破のためにクールに情深く立ち向かう主人公がカッコいい。
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「魔女の笑窪」の続編。
前作はそこそこ楽しめたが、これはちょっとムズカシすぎてよくわからない。
大沢作品によく見られる傾向だけど、登場人物の設定がなんだか難しすぎて、理解できないことが多いんだよね。
自分の頭のせいもあるけど(笑)
今回もそう。
特に、韓国とか中国の登場人物と、主人公との関係がわからない。
ということで、消化不良のまま読了。
大沢さんには、もっとシンプルなエンターテインメント作品を望む。 -
魔女の笑窪の続編