プルミン (文春文庫 う 17-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (316ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167699024

感想・レビュー・書評

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  • うーん、最後は結局それかっ!っていう感じでした・・・

  •  学校でいじめっことして有名な宇梶雅彦。楠田亮子の息子・信宏もいじめられていた1人だった。ゲームを奪われたという信宏の訴えを聞き、亮子は宇梶の家に抗議をしに行く。「うちの子は関係ない」とつっぱねる信宏の母親・佐智子と玄関で言い争いをしている最中、雅彦が吐血して倒れた。そばにはプルミン(乳酸飲料)の空容器が転がっていた・・・。

     子供のいじめとその親同士の関係。表面上は無難に付き合ってても、裏でこういうことが・・・というのがよく描かれていたなぁと。でもその分、最後のあの特殊な能力あっての真相解明は、ちょっと残念だった。それまでリアルだったのが、一気に現実離れした話になってしまった気がして。

  • ヤ〇ルトレディ事件…こ、怖いな…
    飲食物に薬仕込む系の話は無条件に怖い…

  • プルミンおばさんからもらったプルミンで
    男児が・・・
    どうやって事件解決が進むのかと
    思ったら後半急に探偵役に昇格した人がいて
    あっという間落着な流れでした

    犯人や動機などは、なるほどと思えるものでは
    ありますが

  • ある事件を切っ掛けに主人公を取り巻く様々な環境、感情が明らかになっていきます。

    真犯人の動機より、母親たちの状況の方がよっぽど恐ろしい。

    人間関係がこじれにこじれまくってます。

    本当にこんな関係の人たちいるのかなあ。

    誇張し過ぎのような気がする。

  • 湊かなえの小説と雰囲気が似てるなあと思った。

    主婦、下流と中流と上流、ショッキングな事件、本音と建前

    以上のキーワードで表せてしまう陳腐な小説だった。

  • 全体的に嫌~~~な感じ。 登場人物の把握が多少困難に感じた時もあったが無理して読めば大丈夫やった。それ以上に嫌な人が多過ぎるので読むのがしんどかった。 正直、自分は「ざまぁみろ!」と思いながら読んでました。子供でも悪い事をしたら罰を受けて当然と思ってるからです。こんな考え方をしてる自分は嫌な人達の1人かも知れません。 自分は未婚なので分かりませんが、どこの街どこの学校でも大なり小なり同じ様な事が有るんやろなぁ。あぁ、憂鬱やなぁ・・・。

  • なんとも後味が悪いお話。
    いじめられっ子が知らない女から貰った
    プルミン(ヤク◎トみたいなもん)を飲んで
    死んでしまう。
    犯人は誰なのか。
    母親同士のドロドロとした心理戦。
    子を持つ親としては複雑なドキドキ感で読みました。

  • 信宏、孝、秀樹、雅彦。公園で遊んでいた四人の小学一年生は見知らぬ女から乳酸飲料のプルミンを貰い、それを飲んだ雅彦が死んだ。雅彦は他の子達に暴力をふるい、物品をとりあげていた。雅彦の母・佐智子に抗議した信宏の母・亮子は葬式で佐智子に「あんたが犯人だ」と罵倒される。現代の母親達の心の闇を描く傑作ミステリー。

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