- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167747015
感想・レビュー・書評
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もうすでに40代も半ばですが、海外に出て広い世界を見たほうが良かったかな、と考えさせられました。
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伊藤忠のTOPの「仕事」への向き合い方を、回顧録を交えてつづった本。
プレーヤー時代のエピソードから、管理職、経営者になってからの考え方まで、幅広いレイヤーの「仕事」への姿勢をテーマにまとめている。
時代が違う感じもところどころで受けるけど、この人の人としての全体像がほどよく感じられて、経営者ってゃっぱこんな感じだよな、と。
バイタリティと熱意、誠意・信念…そんなキーワードが合うかな。 -
現在、中国大使を務めていらっしゃる丹羽宇一郎氏の伊藤忠商事時代のビジネスマン人生をまとめたものです。4000億円の負債の一括返却に関するところは読んでいて背筋が寒くなりました。
この本をはじめて読んだのは確か大学時代のことで、僕が今よりもずっと漂泊の時期を送っていたときのことです。苦しいときに読んだ本は余計に心に残るというのは本当の話ですね。それは衝撃的な内容で。
この本の作者である丹羽宇一郎氏が社長に就任した際に負債の4000億円を一括返済して、その翌年には業績をVの字回復させた話や、名古屋大学に在籍したときに学生運動のリーダーだったことや伊藤忠商事に就職して、アメリカ支社での駐在員時代で穀物のトレーディング業務にしてしまった失敗(これが伊藤忠商事の1年間の利益を相殺するものだった)とその失地回復のために車を飛ばして大豆などの穀物が実際に栽培されている現地を見て回ったというエピソードが特に面白かったです。
以前見たテレビ番組で勝間和代さんのインタビューで、当時のローソク足をプリントアウトした紙を片手に、自ら勝間和代に
『この時期はこうだった。ここで僕はこうしたんだ』
と当時を振り返るように話していたのが、すごく印象に残っています。 -
誠実さと言行一致
裏切らない、言ったことは必ず実行、早く行動
不自由を常と思えば不足なし 徳川家康
人の評価は価値観(自分の考え)と評判
組織は人と技術
週3冊本を読む -
人として、常に誠実でいること
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ノブレス・オブリージュの思想
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丹羽宇一郎氏のビジネスマンとしての生き様が書かれた一冊。正しいことを逃げずに貫く、当たり前のことが日本のビジネスシーンではほぼ皆無です。
丹羽氏の能力がそれだけ日本企業社会で卓越していたということだと思います。
このような方が、日本経済の転換点で活躍されているのを見ると日本も捨てたものではないなと思います。
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著者の仕事経験に基づくアドバイス集。
個人的な経験の域を出ない内容。同じ著者の他の本と被る部分も多い。再読不要。 -
先日読んだ、「プロフェッショナルマネジャー」よりよほどすっと胸に落ちる経営哲学の本。経営者になるための必要条件は本を読むことだと言うのは、本好きの私にとっても嬉しいことば。ただし、「プロフェッショナルマネジャー」と同様に経営者という職業は自分の時間のほぼ全てを仕事に費やす必要があるとのことで、自分はやはり経営者には向いていないということがよくわかった。