- Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167753122
感想・レビュー・書評
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京都を舞台にした25歳の女の子のリアルな話。
鴨川や木屋町といった京都のよく行く街並みが随所に登場し、
愛宕さんのお祭りの様子など、すごく情緒もあっていい展開。
1ページに入っている文字数も少なめで読みやすい。
ゆっくり、じっくり読み進めたくなる本。 -
3人の若者が「始まり」を探す物語。
「始まり」に繋がる何かを求めて、時系列が行ったり来たりしながらふわふわとした世界が、朋子の視点からとりとめもなく語られていく。
だけど、本当は「とにかく始めてみる」ことが大事だったんだね、ということなのかな。
工藤は読んでて不安になるくらいダメダメな人だけど、彼も彼なりの「始まり」にたどり着いたみたいで、とりあえず一安心。 -
【本の内容】
ふいに消えた女ともだち、小説を書くために仕事を辞めたのに最初の一行が書けない「彼」、眠れない「わたし」。
アルバイトでその日その日をつなぐ若い男女のよるべなく、ささやかな生。
京都・鴨川べりの古アパートから火祭の夜へ、絶妙な語り口ですくいあげられた、若い日の確かな手ざわりが爽やかな感動を呼ぶ傑作。
[ 目次 ]
[ POP ]
[ おすすめ度 ]
☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
☆☆☆☆☆☆☆ 文章
☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
共感度(空振り三振・一部・参った!)
読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)
[ 関連図書 ]
[ 参考となる書評 ] -
京都の街の雰囲気はすごく自然に書かれていて好感が持てるものの、工藤君が中途半端で魅力が乏しいせいなのか、作品の特徴が曖昧になってしまっている。
京都の書店で絶賛されているとのことですが、それは街の描き方が京都人の心をくすぐるからでしょうね。 -
3人の登場人物のどうしょうもない感じというか、やるせない感じが好き。お風呂に入った音をきっかけに回想に行く文章も良かった。でも、個人的な好みとしてはもう少し起伏がある物語が好きだ。
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2009年の本屋大賞受賞作品。京都が舞台になってるから読み進められたものの、話がすごいわかりづらい印象はあった。でも、ひとつずつの詳細がすごい丁寧に描かれていて、絵が浮かぶような、映画のような作品だったかもしれない。映画だったらもっとおもしろくみれたかな?
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ゆったりとして雰囲気はよかったですが、面白くはなかったです
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穏やかな会話の中に、それぞれの生い立ちが垣間見える。 しみじみと、すこし悲しい。
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わりとこんな感じで思うこと、あるなあと思った。
これは若さゆえの感覚なんですかね。
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