頭のよい子が育つ家 (文春文庫 し 49-1)

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  • Amazon.co.jp ・本 (259ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167773526

感想・レビュー・書評

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  • 〜「立派な個室」を手放すきっかけ〜

    みなさん、おはようございます☀️
    ママ専門コーチのゆうきです。

    ▷ママがワクワクする本紹介→ https://www.instagram.com/bookmamaaaa/
    ▷ラジオ版→ https://www.instagram.com/kosodatenomikata

    いつもご覧いただきありがとうございます♪

    ーー内容ーー
    『サザエさん』や『ALWAYS三丁目の夕日』のように、人が快適に過ごせる家を探求していたら、結果的に中学受験に合格する子どもが育つ家だったという。結局、家族だんらんできて、自然とコミュニケーションが取れる家で育つことで、物事に前向きに取り組み好奇心旺盛な子になる。それが受験にも効果があったというお話。具体的な工夫の仕方もわかるので、受験するしないにかかわらず参考になる一冊。

    ーー感想ーー
    藤原和博さんの著書で推薦されていたので手に取ってみました。

    人は、空間やモノから影響を受けるので、大きな「モノ」である家の構造は、たしかに大事だなと感じた。

    「リビング学習」という言葉は、広く知られているけど、それが何故なのかをこの一冊から学ぶことができた。

    「12歳ころの子供はお母さんにかまってもらいたい、ほめてもらいたい。そう感じている子供がほとんど」だと。

    そして、

    「お母さんが朝から晩まで一生懸命働いているその姿を見るのは、子供にとって無条件の喜び」だということ。



    つい先日のこと。

    小5娘が「ママに今日あったことぜーんぶ話したよ!これが一番楽しい」と嬉々とした表情で言ってくれた。

    言葉にすると、自分の中の思いや感情を客観的に捉えられる。

    よくコーチングでも「言いながら気づいたんですが」と、言葉にしたことで気持ちが整理されて次の気付きが生まれる。

    ネガティブもポジティブも、言葉にするとエネルギーが湧いてくるのです。

    家族だんらんできるお家に住むと、家族が想いを言葉にして、元気になるんだと思います。

    卓球台がリビングにある家、移動式勉強机を作る家、子供部屋のドアを開けっぱなしにする家。

    こんな工夫された家が紹介されていますが、こうゆう構造にすることで、人が自然と会話でき、前向きになれると言うことなのだと思います。

    家族だんらんのために、今日できることはなんですか?



    最後まで読んでいただきありがとうございます

  • 子供の中学受験を前に夫婦で拝読。
    まだ小学生だと、確かに自分の部屋に籠もるのは明らかに時期尚早で危ういと思います。本書で例示されたような、リビングやオープンスペース活用など、方法は色々ありますが、どのような部屋の配置であれ、子供と親とのコミュニケーションが重要と言うことですね。そのための部屋や勉強場所の工夫を、家庭や家の構造に合わせて行う事。
    まあ当然と言えば当然の内容です。
    タワマンに批判気味ですが、それも活用の仕方次第と思います。

  • リビング学習を建築的視点でも書いた本。
    教育+建築の本を読めば網羅できるともいえます、

  • 風通しのよいコミュニケーションが取りやすい家がいいってこと。
    本棚の共有や、週末自然に囲まれた別宅生活はいいなぁと思った。あと、帰宅後すぐ子ども部屋に直行ではない間取りがいいなぁとか、将来の家像を想像しながら読んで楽しかった。

  • 図書館

  • 第3章の「10か条」で、本書の主張がほとんど網羅されているから、なんならそこだけ読むだけでも良い気がします。他は具体例やら応用のさせ方が論じられているけど、根っこの部分は変わらないから、多方面から同じ内容を繰り返し説かれている感じ。理解を深めるためには効率的な書き方だと思うし、実際、言わんとしていることはだいたい分かった気もするんで、印象は残りやすかったです。斬新に感じる内容はそれほど無くて、逆にいうと、自分が考えていることをちゃんと実践出来れば、ここで書かれた内容には近づける気がしました。今後、子の成長に合わせて読み返しながら、我が家ならではの在り方を考えていく一助になりそうです。

  • 「頭のよい子が育つ本棚」が面白かったので読んでみたが、こちらは思ったほどではなかった。

    著者が言うには、家族の交流がしやすい家に育った子が「頭がよくなる」というのだが、それは家の形がどうこうじゃないと思う。
    仲の良い家族が、そういう暮らし方を求めて、そういう家に育った子が比較的「頭が良くなる」んじゃなかろうか。まとまりのある家族は子供もよく見ようとするだろうし。もし開放的な作りの家に住む子が「頭が良くなる」のなら、小さい頃から個室を与える傾向があるらしい欧米流の家庭には、頭の良い子は育たないんじゃないかと思うが。

    まあ、そういう統計的な可否を云々する本でもないんだろうけど、若干ひっかかるのだった。

  • 子供の頃、勉強部屋で勉強するのが嫌だった。
    静かな空間よりもちょっとザワザワして、
    人のオーラを感じられる空間に集中力を感じていた。
    今ではそれが話し声の聞こえるカフェだったりする。
    この本はそれがごくごく普通なことで、
    それを部屋づくり、コミュニケーションにつなげることで
    より子どもの力を伸ばせるんだと気がついた。
    一日やそこいらですぐ変わらない人の習慣。
    でもちょっとした工夫でより良くなるなら
    それをうまく使わない手はないのだと思います。

  • 以前読んだ本でこの本が紹介されており、
    興味深いタイトルだったので読んでみました。

    嫁と家のどこで勉強をしていたかという議論になった時
    私が自分の机で勉強していたのに対し嫁はリビングで勉強していた
    という話になりそんなのは信じられんと思ったのですが
    意外や意外この本によれば所謂名門私立と呼ばれる中学校に
    合格する子どもはリビングで勉強しているとのこと。

    当然リビングで勉強すれば成績が上がるという
    単純な問題ではなくいろいろな要因があるのですが
    子供の教育上大事なのは家族の触れ合いであり
    子供が一日の大部分を過ごす家のあり方というのは
    本当に大事なものなのだと思い知らされました。

    今後は少し意識して家の環境づくりをしようと思います。

  • 有名中学に合格した家のほとんどが、想像していた、「勉強ママに厳しくやられている」のではなく、普通の家以上に家族間コミュニケーションがとれていて、勉強はリビングで雑音の中で勉強する様な環境だと。
    他に感心した事柄
    ・親子で本棚共有
    ・話すだけでなく、書く事が大事、親子で交換日記など
    ・自由課題に徳川の組織図

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