父と娘の往復書簡 (文春文庫 ま 26-1)

  • 文藝春秋
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感想 : 8
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  • Amazon.co.jp ・本 (268ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167801182

感想・レビュー・書評

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  • 〈メモ〉とても良かった。
    最初は青臭く・気恥ずかしく感じたが、芝居に対してどこまでも真摯な二人の言葉に、次第に背筋が正されてゆくようだった。
    こんな風に 芝居に・物事に取り組める人間になりたい。
    白鸚追善公演を観て来たばかりだったので、色々と感慨深かった。
    手紙を書くって、素敵だな。

  • ドキドキしながら、読んだ。
    この手の本はたまにあるけど、父娘して自分をさらけ出す度胸の良さに感心した。
    やっぱり役者というのは、自分をさらけ出すことにも演じることにも覚悟が出来ているのだ。

  • 演劇に関することがほとんど。帯には「嫁ぐ日の父と娘がいる」とのことで読んだが、最後のちょー一部のみで期待外れ。

  • 【本の内容】
    梨園の親子であり、舞台人でもある松本幸四郎と松たか子。

    2年にわたり交わした往復書簡で、父は若き日を語り、娘は両親への想いを素直に伝える。

    歌舞伎に現代劇にと幅広い活躍を続けてきた父と実力派女優として階段を駆け上がる娘による演劇論も魅力。

    その間に迎えた「嫁ぐ日」を巡る言葉が胸に迫る、清冽で真摯な24通の手紙。

    [ 目次 ]
    プロローグ
    父から娘へ
    娘から父へ
    友について
    余韻
    送り盆の夕に
    私の居る「場所」
    ミニ幸四郎?
    ある少女のこと
    いじめについて〔ほか〕

    [ POP ]
    今や押しも押されもせぬ実力派女優に成長した娘が、父と交わした手紙の中身は、ごく自然な成りゆきで芝居の話題ばかりとなった。

    役者としてはるか先を歩み続ける父は、“60歳を過ぎて見る夢こそ、本物の夢”だと娘に書く。

    舞台へのひたむきな情熱、家族の思い出が書き込まれ、仕事を持ち、家族を持つ読者に通じる一冊となっている。

    [ おすすめ度 ]

    ☆☆☆☆☆☆☆ おすすめ度
    ☆☆☆☆☆☆☆ 文章
    ☆☆☆☆☆☆☆ ストーリー
    ☆☆☆☆☆☆☆ メッセージ性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 冒険性
    ☆☆☆☆☆☆☆ 読後の個人的な満足度
    共感度(空振り三振・一部・参った!)
    読書の速度(時間がかかった・普通・一気に読んだ)

    [ 関連図書 ]


    [ 参考となる書評 ]

  • この親子はともに役者バカなんだなーというのが、綴られています。


    ある程度舞台を観た方が読んだほうがより面白く読めるのかなと。



    二人称の使い方がこんなに沢山ある親子って、不思議な感じがします。

  • 父の娘への手紙がよかった。公開書翰というかたちだが、選ばれたことばのひとつひとつに真摯なものを感じた。

  • 父の娘への手紙がよかった。公開書翰というかたちだが、選ばれたことばのひとつひとつに真摯なものを感じた。

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著者プロフィール

松本幸四郎( まつもとこうしろう )
1973年1月8日東京生まれ。二代目松本白鸚長男。息子に八代目市川染五郎。6歳で三代目松本金太郎を名乗り初舞台、8歳で七代目市川染五郎を襲名。
2018年1月・2月、歌舞伎座にて『勧進帳』武蔵坊弁慶他で十代目松本幸四郎を襲名。
2019年6月、三谷幸喜作・演出の新作歌舞伎『月光露針路日本 風雲児たち』大黒屋光太夫役で主演。
映画『阿修羅城の瞳』『蝉しぐれ』など。日本舞踊松本流家元、日本舞踊協会理事。
著書に『染五郎の超訳的歌舞伎』、監修書に『歌舞伎のかわいい衣裳図鑑』『歌舞伎のびっくり満喫図鑑』(いずれも小学館)などがある。

「2019年 『歌舞伎はじめて案内手帖』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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