いまなんつった? (文春文庫 く 34-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (389ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167811020

感想・レビュー・書評

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  • 宮藤官九郎のエッセイ。1つの題材が3ページと読みやすい。そして笑えて面白い。2019年の大河は宮藤官九郎が脚本なので今読むのもありかな?w

  • かんぱめちゃかわええ。

  • 投げっぱなしコミュニーケーションの時代なのです。

  • 言わばエピソード0 阿部サダヲ 臭カワイイ 生瀬勝久なませかつひさ 古田新太 不揃いの林檎たち いやな奴になっちまいそうだ 手塚理美 時任三郎 本当と嘘とテキーラと 山田太一 ブクロさいこーを品川で 長瀬智也がマコト役 石田衣良が描くマコトはクールで頭のキレる一匹狼 相棒は水谷豊(右京)目線からみた寺西康文 田辺誠一 トップランナー 東野圭吾 流星の絆 佐藤浩市 刑事ヨロシク 菅井きん 岸本加世子 敗北感を抱えて帰宅 「ていうか」を封印 「お前はすでに死んでいる」とか「ひでぶ!」とか「柚餅子ゆべし!」とかは知ってます。最後のはお菓子ですが。 武田真治さんは「ぼく一応ジュノンボーイ出身で…」と呟きながら力いっぱい叫んでくれた。 書くからにはネタ=笑えるものじゃないとダメだと思う。「下ネタですべる」とか「下ネタで引かれる」とか言語道断です。日常会話だってそうでしょう。つまんない下ネタなんて、笑えないわ下品だわで殺意すら覚えるでしょう。まさに諸刃の剣です。かと言って「下ネタは禁じ手」と決めつけるのは気取ってるというか、意気地がないというか。武士なら刀を抜け!と言いたくなる。 もう少しソフトな表現になりませんかね 文春的にはセーフですか? 苦手なものは漫画で済ますに限る 小学生の僕からしたら完全にポカ〜ンですよ そもそも間違いを指摘する人の知識だって資料や文献をもとにしているわけですよね。本人と対面したわけじゃないんだし面白ければいいじゃんと思っちゃうんですが…ダメ? 「悲しみのキーが1オクターブ違う」…この先思い出すたびに心の中で悲鳴を上げる事になりそうな台詞です。 すいません。どれひとつ持ち合わせてない。 始めたきっかけは板尾創路さんの『板尾日記』シリーズ。何がなんでも365日書くというスタイルに感銘を受け、何となく始めました。無駄に筋肉美 安倍麻美 アヴェマリア 速水もこみち 斉藤由貴のパネル 懐かしさと甘酸っぱい感覚だけがこみ上げて来る デカ盛り→味じゃ味→参ったわ。この繰り返しなんです。 竹原慎二は計算して導き出した答えが必ずしも正解じゃないのに強引に押し切れる珍種である。これぞタレント(才能)だと思いませんか?参ったわ。じゃあの。 藤田まこと 僕の脳内芸人フォルダは完全に容量オーバー 欧陽菲菲(オウヤン フイフイ)ラヴ・イズ・オーヴァー 慎重で奥ゆかしい男 「それ、俺はいいけどヤザワはどうかな?」 喧々囂々 40。かなり完成度の高い中年です。 顔の情報量が多過ぎるんだよ せめて早死にしないための唯一の抵抗です。 100パー自己模倣 蜷川幸雄にながわゆきお 1ページにギャグを3つ入れるといいよ 小路勇介 松田龍平 森山未來 ナビ成城学園前おなかすいた 日本大学芸術学部中退 高麗屋 屋号 あほ屋 阪本順治 新世界 敗北感を背負って いつまでふざけられるかな 三田桂子 中村勘三郎 演劇モンスター集団 賛否両論の熱湯風呂 韓国映画にはガッツがある こうぼう弘法にも筆の誤り 年を取ると涙脆くなるというのは、努力と挫折を繰り返した末に起こる現象なんですね。コピー&ペーストで延々と文章捏ねくり回して結局何が書きたかったのか分からなくなる。 あとはテキトーにアドリブで繋ぐ どですかでん その棒読みと無表情のせいで観客の想像力が掻き立てられる 第三の男 鳩時計クックークロック MASH 状況が過酷であればあるほど人は冗談を言い合うし、冗談を言い合った仲間が死ぬからこそ悲しい。これこそ僕は人生の本筋というか、フィクションにおける理想的なバランスだと思います。 ジーニアス 「ユーモアと切なさこそ俺の世界!」誘導尋問 脚本と監督。この2つを混同している人が結構います。 「いいか!俺の拳は常にお前のケツの穴の中にあると思え!」こういうキレのいい罵詈雑言を目の当たりにした時、僕は心底アメリカ人にコンプレックスを抱いてしまいます。みそ汁定食 名前だけでお腹いっぱいになっちゃった 舞台監督は少し考え、真顔でこう答えました。「ミック・ジャガーを燃やしてはいけない」ごもっとも。パンチのある外国人女性 住所不定無職のアウトロー いつしか僕にとって知らないという事は「恥ずかしい」ではなく「悔しい」ことに変わっていたのです。 「つーか知らねーし」が正論になりつつある気がします。 ただ知るという行為自体を楽しんで貰えば良いのだな。その為には楽しい作品であることが大前提…と姑息にPR 極めてフラットな気持ち 朝鮮王朝の宮廷料理 秀逸な台詞 果たしてどんなシチュエーションでこの豪速球が放たれるのか 珠玉のフレーズ 一応バカのフリして聞いてみようか 某ファミレスでの非情な仕打ち ジャック・ニコルソン級の怒りに取り憑かれて 仕事してるフリばかりで遊ばない 色即ぜねれいしょん 田口トモロヲ隠岐島おきしま 映画業界のマジック エスターを4才児が観たら確実にトラウマになるよ。パンクとヘヴィメタル。双方のマニアに言わせれば対極ですが、それ以外の人にとっては「やかましい」という点において両者は親戚同士みたいなもの お前は負のエネルギーを出している! 岡本喜八 独特な乾いたユーモアと戦争や人生といった思いテーマをあえて軽妙に描く作風は今観ても色褪せない 岡本監督曰く、悲劇のパターンはそれほど無い。誰かが死ねば人は概ね泣くんだから。たけど喜劇は難しい。なぜなら「誰が笑うか分かんないからね」。 それって、どっちが得してんの? 一長一短 仲里依紗 三池崇史みいけたかし ロックは怪獣なんだよ 「音楽って真空パックみないなもんだから」やばい。名言です。 吉祥寺で見かける有名人ランキング1位楳図かずお2位佐野史郎3位宮藤官九郎 久住昌之 野武士のグルメ まるでラモーンズみたいな弁当だね アテ書きとは、脚本家から俳優へのラブレターです。キモいですか? もしかして制作側がその面白さを理解してないんじゃないか?という不安すら感じます。そのうち「俺たちは面白い!」ってテロップが出るんじゃないかと。 年相応 愕然 上にも下にも行けない モテる努力をしないとモテないね 行動記録を毎日欠かさず書いています。わざわざ公開するまでもない内容ですが非公開だったら2年も続かなかったし、コラムのネタに困った時に見返したり、なかなか重宝している。何より無駄な一日も日記に書くことで意味のある1日だったかのように感じられる。ブログやる人の気持ちが少し理解できた気がします。そして第三者が読んでいる。ついつい意識しちゃって文章がヘンになる。日記上の人格みたいなものを作ろうとしてしまいます。それは「他人にこう思われたい」というエゴの表れで本来の自分じゃないので慎重に読み返して書き直します。これ俺か?本当に俺なのか?と自問しながら。放っておくとエスカレートして「今日はSちゃんと花火大会に行ったよ♡チョーたのしかったあ〜♡」みたいな事になりかねないから。 いつ「美しすぎない市議」からクレームが来てもおかしくない ファンパねー!三宅弘城みやけひろき バンカラ校 距離感がデタラメ中間がない 好きだからちゃんと本気でやりたいだけ 芸能人水泳大会で選手宣誓する機会でもない限り今年が平成なん年かなんて口にしないし意外と考えない 怖いって!なう! ご当地ソング 彼らは別に心配や共感といったレスポンスを期待しているわけではない。言葉を投げかける事で完結しているのではないか。誰が誰に向けて?と考えるのがもう現代的じゃない。投げっぱなしコミュニケーションの時代なのです。ウィットに富んだ言い訳 やっぱり締切って必要なんだな 今井舞 バクチク菊地くん? ジャックス早川義夫 大塚寧々 栗なめの穴 頓知のきいた返答 子供の意外な残酷性をサラッと表現 自然食バイキング そこはコマネチで! 週末デート せなけいこ 大橋のぞみ 独自の金銭感覚 ぶらり途中下車の旅 しかしここで挫けると挫折の1年になりそうなので 龍角散の喉飴 語尾が偶然『北の国から』の五郎さん風に 子供が食べ終わっちゃったでしょうがっ! とうとう知ってしまったんです。外の世界には「おにいさん」と「おじさん」の2種類の男がいるという事を シークエンス 付き合うって何? ボジョレー解禁 官能小説の新刊が気になって死ねない、なんて、そんな小さなことで人生が繋がる感じが人間の一生であって欲しいというか、みんなそんな些細なことで自殺を留まって欲しいというか…。あまりに個人的なセレクトだから誰にも共感得られないかもしれないけど、どうしても忘れられない台詞なんですよね。 古典落語ってのは全て人間を描いているんだ 鮪 隙あらばセリフやギャグを足そうとするからね 剣豪の趣き 辻斬り 峰打ち 押し並べて答えの出ない話を延々繰り返すもので、それを指摘されたら玉砕するような危うい世界であるという事を肝に銘じて、明日もセリフと格闘する所存です。 福本伸行 元の棚に戻そうとしているおまえ メモった時点で冷めてしまうくらいの弱ぁ〜い輝きを、目を皿にして拾っていきたいものです。

  • 一言の台詞をテーマにしたエッセイ。あんまり関係無さそうなのもあるが、中身は面白いし、たまに吹き出してしまうものもある。
    宮藤官九郎のドラマはちょっとくどいんだけど、愉快で、熱い。IWGP最高!

  • 竹原さんは天才だと思います。

  • セリフや日常交わされるたくさんの「ことば」を題材にしたエッセイ集。
    声に出して笑ってしまった。個人的には三宅弘樹さんネタがすき。笑

    「小説」と「脚本」はもちろん違う。じゃあ何が違うのかって言うと、「小説」は読者の脳内で物語が展開されるけど、「脚本」は視覚的に具現化されることを前提としている。登場人物の台詞は生身の人間が「声に出して話す」ことを前提としている。
    文章で読んで面白いのと話される台詞として面白いのは全然違うのだ。

    役者として、脚本家として、父親として、観客として、ともすればその場で忘れ去りそうな日常に潜むユーモアをすくいあげるのがクドカンさんは上手い。
    ことばに関して感度を上げて生活しているからなんだろうな。
    おもしろかった!
    (2016.8.14)

  • 日常のことから舞台のことから、色んな人が発したり自身が台本に書いたりした「セリフ」がテーマのエッセイ。舞台の台本上の話に限ってないのが、話題を幅広くしてて良い。
    作品に漂うテイストのまんまの頭の中というか、面白さへのこだわりや演劇論監督論的な部分、こんな風に頭で考えながら仕事して家で過ごしてるんだなーという追体験をしている気持ちになる。

    「はい、携帯安浦です」は、確かに言われてみれば。男子クラスとダンスクラスの話も好き。
    うぬぼれ刑事の撮影現場はあんな雰囲気だったとは。

  • 宮藤官九郎のいまなんつった?を読みました。

    私はテレビは朝ドラしか観ないので、あまちゃんの脚本の人はミヤフジさんという人なんだ、とか思っていました。
    ところが、先日読んだ恩田陸の旅行エッセイ集で、旅行にクドカンの小説を持って行く、というくだりをみて読んでみようと思ったのでした。

    舞台や映画などの台詞や日常耳にした言葉などを取りあげたエッセイ集でした。
    通勤電車の中で読んでいて吹き出してしまうような面白い話が満載でした。

    一番ウケたのは「悲しみのキーが1オクターブ違う」という台詞。
    クドカンがいい台詞だなあと自画自賛していたら、1オクターブ違うとキーは一緒らしいよ、という指摘をもらって赤面・猛反省したという話です。

    これを読んで脚本を書く人は言葉についての感性が鋭いんだなあ、と感じたのでした。

  • 「俺だって子供だ!」がおもしろかったので続きを。これはかんぱちゃんばかりの内容ではないけれど。
    でもこれ、時系列に並んでないんだよなー。読みやすいのかもしれないけど、個人的には時系列で読みたかった。

    クドカンさん、楽しそう。
    仕事で悩むこともあるだろうけど、脚本書いたり、俳優したり、バンドやったり、監督したり。
    いろいろできて、楽しそう。

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著者プロフィール

脚本家、俳優、作詞家、演出家、映画監督、ミュージシャン。1970年、宮城県生まれ。91年より大人計画に参加。2001年に日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞した映画「GO」をはじめ、NHK連続テレビ小説「あまちゃん」、NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」など数々の話題作の脚本を手掛ける。16年「グローイング アップップ」、21年「わーわーわー~はじめてのウソ~」などの楽曲をNHK Eテレ「みいつけた!」へ作詞家として提供。また、同局のアニメ「わしも‐washimo‐」の原作絵本(安斎肇絵、小学館)も担当。

「2023年 『NHK みいつけた! グローイング アップップ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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