WORLD WAR Z 下 (文春文庫 フ 32-2)

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  • Amazon.co.jp ・本 (334ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167812171

作品紹介・あらすじ

死者の大軍を前にアメリカ軍は大敗北を喫し、インド=パキスタン国境は炎上、日本は狭い国土からの脱出を決めた。兵士、政治家、主婦、オタク、潜水艦乗り、スパイ…戦場と化した陸で、海で、人々はそれぞれに勇気を振り絞り、この危機に立ち向かう。「世界Z大戦」と呼ばれる人類史上最大の戦い。本書はその記録である。

感想・レビュー・書評

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  • 自分が悪いんだけど、病原菌を起源とした世界戦争の話と勘違いして上下巻とも買ってしまったので読んだけど、最後まで面白みを感じられず。ブラッド・ピットで映画化らしいが、観には行かないな。

  • 自分には合いそうにないなと思いつつなんとか読み切ったけど、やっぱり何がどう面白いのか理解に苦しむ。

  • 下巻おもしろ!墜落した飛行機乗りと日本人のオタクのエピソード痺れたな。日本に対する描写もまあ正しくて面白く読めた。めちゃくちゃ面白い小説だったけど、まあ難点はインタビュー仕立てなので完全な全体像が掴めないとこかなあ。どうイスラエルが鎖国してレデカープランがいつ出てパキスタンとイランが核を打ち合って大パニック?反転構成?日本人の脱出?って整理して知りたい事が多過ぎるなあ。俺は全くゾンビファンではない。しかしめちゃくちゃ面白い小説だった。コロナ後の今読んだのも面白かった。

  • 上巻に引き続き、誰も彼もがアメリカンな喋り方をするのが鼻につく。

    良かったところは、ゾンビ大戦の始まりから終わり、そして終戦後までを書ききったところ。特に終戦後、各人の価値観が経験や所属国家によって様々に変化した点が良かった。
    上巻の後半から下巻の前半にかけては「ゾンビが発生してどうしたか?」が展開されるが、これは多くのフィクション作品でも見られるため、食傷気味に感じながら読んでいた。しかし、終戦後を描いた作品はとんと見ない。「CURE」か「学校ぐらし!」のエピローグくらいだろうか。それを、この作品はきちんと描いたのである。ツッコミどころはあれど、描いた点を評価したい。

  • 脳を吹き飛ばされない限りいつまでも人間を襲ってくるゾンビ。彼らと人類の戦いをゾンビの発生から戦いのほぼ終わりまで、世界中の生き残りの人々に聞いていくスタイルで構成されている。あらゆる地域の老若男女、様々な立場や職業の人々の話は実に生々しくリアルで、これらを書き分けた作者の筆力が素晴らしい。ゾンビはどこまでもおぞましく、死の瀬戸際に立った人々のとる千差万別の行動に息をのむ。この世にゾンビが出現したら世界に何が起こるのかが徹底的に考え抜かれていて、この後のゾンビものがこれを超えるのは難しいだろうな。ただ一つ残念なのは、出てくる日本人像が実に陳腐な事。そこだけは笑えた。

  • 上巻が良かったので、下巻も購入。ツッコミどころもあるけど、色々楽しめた。ゾンビが水中でも何年も朽ち果てずに活動し続けるってのは新しいな!あとインドとパキスタンではなく、イランとパキスタンの核戦争というのは初めて見たなあ。戦後、中国が民主化されてロシアが宗教専制体制にってのはアメリカ人だなあと。日本人だと逆の発想になりそうだw指揮管制飛行船がでてきたが、ヘリウムが採掘できるような情勢ではないように見受けられるので、ちと無理があるのでは?とか。最後に、盾の会はやめい(苦笑

  • ゾンビが蔓延していく中,世界各地で人類の反攻が始まる。

    日本では盲目の被爆者の老人と引きこもりの若者がゾンビを斬り伏せることになるが,日本ってどういうイメージなんだろう……?

  • マックス・ブルックスによるゾンビ小説下巻。
    いよいよ人類による反撃が始まる。よくあるゾンビものと同様、頭を潰すか吹き飛ばせば倒せるが、核は効かないとか、海の底でも問題なく動けるとか、でも寒いところでは動きが止まるとか、街が壊滅的な被害を受けているのに武器弾薬はどうやって製造しているのかとか、いろいろ微妙にツッコミどころは多々あるが、それでも非常によく考えられ、ある程度は納得のいく説明もなされている。下巻では日本人もようやくといった感じて登場するが、アメリカ人から見た日本人のイメージってこんな感じなのかなという、日本人から見るとやや違和感のある設定となっている。が、非常によく調べており、その点では評価できる。
    最後まできちんとインタビュー形式を貫いている点もすごいと思うが、やはり細部は登場人物の主観にとらわれる結果、やや曖昧にならざるを得ない感があった。だからこそ、いわゆる通常の小説の体裁をとった物語としても読んでみたいと思った。

  • 【8月ロードショー、ブラッド・ピット主演映画原作】中国奥地に発した謎の疫病を契機とした人類と生ける死者との全面戦争。全世界を舞台とした衝撃のパニック・スリラー大作の原作小説。

  • ゾンビと人類との戦いのその後を描く下巻。
    物語はいよいよゾンビ戦争終結に向かっていく。

    種々の人物達とのインタビュー形式で進のは変わらず。
    何故勝てたのか?全く不明なまま終わり、かなり消化不良。
    いたずらにボリューム多く、非常に読みにくい小説だった。

    但し、映画は全く別物としてかなり楽しめる。

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