警視庁公安部・青山望 報復連鎖 (文春文庫 は 41-3 警視庁公安部・青山望)
- 文藝春秋 (2013年3月8日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167818036
作品紹介・あらすじ
大間からマグロとともに築地市場に届いた氷詰めの死体。麻布署警備課長に異動した青山は、同期の築地署刑事課長・龍に協力して情報収集するが、見えてきたのは新宿で凶暴化する「半グレ」元暴走族グループ、チャイナマフィアが絡みつく裏社会の報復…。日本社会の隙を世に問う、インテリジェンス警察小説シリーズ第3弾。
感想・レビュー・書評
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青山望第3弾。築地市場に大間から届いた死体。半グレ、チャイナマフィア、複雑な関係を青山が暴く。結構詳しく書いてあるので説明も多く難しく感じるところもあるが、興味深い。謎が残ってるし、これは続くのかな。いやしかし、相変わらずスーパーヒーロー大活躍ばかりだな。
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ストーリーの詳細は複雑で理解しきっていないが、捜査手口の細かな描写がリアルな感じで楽しい。そして、正義が勝つところが良い。
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報復連鎖 警視庁公安部・青山望。濱嘉之先生の著書。元警察官である濱嘉之先生ならではの臨場感あふれる小説。恐ろしい事件、複雑に絡み合った組織関係や人間関係。フィクションだけれどフィクションではなく現実世界の話のように惹き込まれてしまう一冊です。警視庁公安部に青山望のような人間が本当に存在していたら、さぞや頼もしいことでしょうね。
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大間からマグロとともに築地市場に届いた氷詰めの死体。麻布署警備課長に異動した青山は、同期の築地署刑事課長・龍に協力して情報収集するが、見えてきたのは新宿で凶暴化する「半グレ」元暴走族グループ、チャイナマフィアが絡みつく裏社会の報復…。
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【作品紹介】
大間からマグロとともに築地市場に届いた氷詰めの死体。麻布署警備課長に異動した青山は、同期の築地署刑事課長・龍に協力して情報収集するが、見えてきたのは新宿で凶暴化する「半グレ」元暴走族グループ、チャイナマフィアが絡みつく裏社会の報復…。日本社会の隙を世に問う、インテリジェンス警察小説シリーズ第3弾。
【感想(一度目)】
3作目で大体のストーリーのパターンがわかってきた。
警察の捜査能力が高いことは十分に理解できるが、如何せん登場人物が多すぎる。それこそ主人公の青山の相関図を書かないと途中でわからなくなる傾向有。
相変わらず同期カルテットのキャラ立ちがいまいちぼやけている感は否めない。
【感想(2度目)】
4作目の「機密漏洩」を読んで、当3作目の内容を思いだしたかったので、再読。
やはり、2度目の方が相関図はよくわかる。
ただ、主人公以外の同期カルテットのキャラがまだぼやけているので、今後のキャラ立ちに期待か? -
同期カルテットの活躍が続く。縦割りの弊害を取り除く唯一の手段かも。
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事件の展開や捜査の進み様はいつもどおりスムーズで、青山の能力が際立つところは相変わらずではある。
ただ、この連作を読んで知らぬ間に頭に入っている知識が、日常の報道等を考察するにあたってかなり有用なものであることが、最近わかってきた。
もう一度シリーズを読み直すのもいいかもしれない。
知識習得のために。 -
警視庁公安部・青山望シリーズ、3作目。
さすが元警察官の著者なだけあって、裏社会の現況がリアルに詳細に描かれている。恐らく、個人名やら団体名やらは異なれど、かなり現実に近いところを突いてるんじゃなかろうか。この本を読めば、そういった裏の世界を大筋のことは把握できる、という教科書本的な感じ。その分、文章が説明的で、ストーリー的には楽しみ辛い。出てくる人物もやたらに多く、人物把握がなかなかに困難。カルテット以外は、公安の佃巡査部長くらいしか覚えられなかった。最後、変に中途半端に終わったなぁと思っていたら、次作がこれの続編にあたるようだ。忘れないうちに読まないと。 -
青山さんは何もしない?