太平洋戦争の肉声I 開戦百日の栄光 (文春文庫 編 6-13)

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  • Amazon.co.jp ・本 (364ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167903916

作品紹介・あらすじ

戦後七十年。肉声でたどる「あの戦争」山本五十六による軍縮交渉談話。スパイが語る真珠湾攻撃前夜。そして運命のミッドウェイ海戦……。当事者たちの肉声十三篇。

感想・レビュー・書評

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  • 士官クラス以上の人達の回想録だけに、文章がまずしっかりしている。読んでいて面白いのは陸軍よりは海軍の特に1対1の勝負になる飛行機搭乗員の話。また毀誉褒貶ある航空参謀源田実の手記は、小説のようによどみなく読ませる力があった。

  • 序:山本五十六一問一答(ロンドン軍縮会議予備交渉後)
    1.真珠湾:源田実...雷撃隊,水平爆撃隊 & 急降下爆撃隊の話が”へぇ~”
    2.真珠湾をスパイした男
    3.マレー半島攻防戦(戦車戦の話):”蹂躙”という語句が戦車にぴったり(怖いけど)
    4.マレー沖海戦(プリンスオブウェールズ撃沈)
    (中略)
    9.珊瑚海海戦:これが文句なく”へぇ~”.「まあ何とかなるだろう」ということで出撃した,なんて かえって臨場感・迫力あった
    10.ミッドウェー海戦(草鹿龍之介):やはりこの作戦は無謀だったのでしょうね.二兎を追ったと. でも山本五十六の作戦だったんですよね...
    11.ミッドウェー海戦その②:空母飛龍の雷撃隊の話.これも迫力ありました.
    12.日米開戦と終戦を,奇しくも同じ人が報じたというその人(=NHKアナウンサー)の話.みじかいが,”日本のいちばん長い日”の一場面そのもので,これも迫力ありました.

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