督促OL 奮闘日記 ちょっとためになるお金の話 (文春文庫 え 14-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・本 (214ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167904760

作品紹介・あらすじ

もっと賢くお金を借りよう!「督促OL」待望の第二弾!!なんと約5人に1人がキャッシングする日本。困ったり損することにならないよう、お金について優しく解説。業界裏話的4コマ満載!

感想・レビュー・書評

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  • R2.9.13 読了。

     前作、「督促OL修行日記」が面白かったので迷わず購入した本。
     「『督促』という仕事についても『誤解がないように』という思いからでしょうか、支払い忘れた際の連絡をするだけであることが分かりやすく書かれています。そのため、払えない時は相談しやすい対象であることや、相談してくれるのを待っていることなども、よく伝わってきました」…(解説より)
     
     キャッシングにまつわるカードは何か月支払わなければ、そのカードがキャッシング利用できなくなるとか職を失って借金などで生活出来なくなった人のために厚労省が行っている生活福祉資金という制度があることなどなど、お金にまつわるプチ情報が分かりやすく書かれていて勉強になった。

    ・「人間の脳とは疑問を投げかけられると、その瞬間から無意識に答えを考え出してしまうのだそうです。そこで、要求するのではなく質問をする。すると相手の脳は自然に「何日だったら支払えるかな?」と考えだしてしまうというわけです。」
    ・「お金に困ったときこそ家族や奥さん、旦那さんに悩みを相談できる、そして許し合える関係を作ることこそ、実は大切なんじゃないかって。」
    ・「『信用がある』というのは、究極的には本当に困った状態になったとき、どれだけの人が自分の命を助けてくれるのか、ということなのかもしれません。」
    ・「ささやかなことがきっかけで予定通りの支払いが難しくなり、それまで良い人という印象だったのに、急に態度がおかしくなってしまう人も少なくありません。本書ではそのような、人間には表と裏の顔があるのだということも督促の現場を通して、よく伝わってきます。」

  • 督促OL修行日記の著者により、借金やクレジットの仕組みなどが面白くかつ分かりやすく書かれている。

    前半は修行日記にも書かれていた内容と重なる部分も多いが、途中から、借金男子の見分け方とか、ローンの仕組みなど、なるほど~と思える内容もあり、楽しく読ませていただいた。

  • "督促OL 修行日記"の続編。
    前作が面白かったので読んでみましたが、前作とこれとは内容がだいぶ違います。
    前作は仕事論みたいな趣きもあったので自分の身に置き換えて面白く読むことができました。
    こちらははお金を返せない人たちがそもそもなぜお金を借りたのか、返せなくなったのか、返せなくなったらどうすればいいのかについて書いてあって、今の自分に置き換えて読むことができる部分はあまりありません。
    でも人生一寸先は闇。返せない人たちの来し方を知っておいて損はないかな。みんな最初は返すつもりで借りたんだろうから。

  • 4コマ漫画が間に挟んであるので、思ったより早く読むことができた。
    借金に対する見方は変わったような気がする。

  • 同業者です

  • 督促OLの第2弾。
    携帯本体の分割払いもローンにあたるので、滞納すると信用情報に傷がつく=お金が借りられない という事態がおきる。、、、あまりに身近で借金という意識が全くなかった携帯の分割払い。
    他人事と思って楽しんで読んでいましたが、急なパンチに面食らいました。いや、アブナイアブナイ。

    それと、社会人として。
    会社に不満があって組織を変えたいなら、ただ闇雲に吠えててもダメで、それは仕事の実績と等価交換ということ。
    さすが、K藤先輩。色々と勉強になります。

  • Webで連載していたブログの書籍版第二弾。
    読んだ話もあったけど、軽いタッチで読みやすくて気分転換にピッタリ。

  • 元金融関係にとっては、ちょと平易過ぎました!

  • ためになる。

  • 督促の仕事をするOLが見た借金をする人達の生態。
    また借金と信用情報との関連や延滞の場合に起こることなど。
    普段は借金に縁がなくても子供の入学金や冠婚葬祭などで借金生活に陥る場合もある。また携帯電話の分割払いやクレジットカードにより信用情報に傷がつく場合もある。金の話はタブーに感じられることもあるが、つまらない見栄が全ての問題の根源となる場合も多い。

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著者プロフィール

新卒で信販会社に入社し、配属された支払延滞顧客への督促を行う
コールセンターの日常を4コマで描いたブログ「督促OLの回収
4コマブログ」がアメーバブログの4コマランキング1位を獲得。
2012年文藝春秋より『督促OL修行日記』にてデビュー、シリーズ
累計17万部を突破。その後もコールセンターで働きながら執筆活動
を行っており、弁護士の大貫憲介氏と共にモラハラ夫たちの実態を
描いた4コマ漫画「モラ夫バスター」をSNS上で発信、多くの共感
を呼び話題になる。その他、WEBニュースや雑誌などでコラムや
漫画の連載も行っている。

「2021年 『モラニゲ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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