恋女房 新・秋山久蔵御用控(一) (文春文庫 ふ 30-36 新・秋山久蔵御用控 1)

著者 : 藤井邦夫

• 文藝春秋 (2018年4月10日発売)

作品紹介・あらすじ

〝剃刀〟の異名を持つ南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵。長男・大助を従えて許せぬ悪に立ち向かう。大人気シリーズ、待望の第二幕スタート！南町奉行所吟味方与力の〝剃刀〟こと秋山久蔵。前作から約10年。久蔵の嫡男・大助は元服前、岡っ引の弥平次は隠居して幸吉が跡を継ぐなど、それぞれ年を重ねていた。ある日、定町廻り同心の神崎和馬が下手人の似顔絵を家に持ち帰ると、それを見た姉さん女房の百合江は何故か動揺する……。全30巻で完結した「秋山久蔵御用控」シリーズの第2シーズン開始。

感想・レビュー・書評

[nonmasashi003さんの感想 · 2022年8月20日]

新シリーズ第一弾
短篇四話、新に変わり新しく登場する人物の紹介と、変化を
太一夫婦、数馬夫婦、大輔、幸吉夫婦と新しいお手伝い
気楽な紹介物

[kimikokumikenさんの感想 · 2018年12月23日]

秋山久蔵　南方奉行所吟味方与力が、活躍する第2シリーズが、、、、久蔵の嫡男の大助が、元服前なのに、活躍する話も、、、
4話の中で、
最初の「桜吹雪」怪我の功名ではないが、太市とお文が、結ばれることに。

「隅田川」昔　我が子を誘拐されて、その代わりに久蔵の命を奪えと脅迫された橘佐兵衛は、今　闇の仕事人に・・・
悪をやっつけるのだが、、、、妻も子も病で、亡くしている。悪人でさえ、殺人は罪と、わかるのだが、、、、やはり、報われない佐兵衛は、最後可哀相な感じであった。

「恋女房」神崎和馬の妻　百合江の嫁ぐ前に　結婚の話の合った原左京亮の関わった毒殺未遂事件に数馬は、、、

「入墨者」大助が、活躍する。
久蔵も素敵だが、大助の素直さや優しさが、これから、一杯登場して欲しい。
入れ墨も、弟妹の為に盗みをした佐吉であるが、、、この時に大岡裁きのようには、ならなかったのだと、、、
やはり、入れ墨があると、色眼鏡で、見てしまうのは、仕方がないのか？
大助の成長が楽しみである。

[ねこぱんださんの感想 · 2018年12月5日]

2018.12.04.読了

秋山久蔵の新しいシリーズ第一弾

前のシリーズから10年後くらい。
大助様が大きくなり、
頼もしい限り。
幸吉とお糸が結婚して 柳橋を継いでたり、
和馬が結婚していたり、
とても嬉しい。

[kitanoさんの感想 · 2018年9月1日]

あら、１０年時代を超えて再開
藤井ワールドも将来東京観光に貢献したいのか？

[tokutaroさんの感想 · 2018年7月19日]

20180719 新シリーズ。親の背中を見て育つ。秋山久蔵の跡取りは大丈夫そうだ、つぎからは、もっと一緒に活躍してもらいたい。これからが楽しみだ。

[hito-kotoさんの感想 · 2018年5月3日]

藤井邦夫さんの秋山久蔵シリーズが新しい装いでかえってきました(^-^)「恋女房」、２０１８．４発行、桜吹雪、隅田川、恋女房、入墨者の4話。どれも素晴らしいですが、特に桜吹雪と入墨者は秀逸でした。前シリーズから１０年経過した設定です。その間の変化については「桜吹雪」をお楽しみください(^-^)　柳橋の弥平次は隠居し、お糸が女将、婿養子に幸吉が入って親分の後を継いでます。「入墨者」では久蔵の息子、１５歳になった大助の逞しさと心意気が描かれています！　わくわくする新シリーズがスタートしました。

[文藝春秋公式さんの感想 · 2018年3月27日]

【あの?剃刀?久蔵が帰ってきた！】?剃刀?の異名を持つ南町奉行所吟味方与力・秋山久蔵。長男・大助を従えて許せぬ悪に立ち向かう。シリーズ待望の第二幕スタート！

著者プロフィール

1946年、北海道旭川生まれ。テレビドラマ「特捜最前線」「水戸黄門」などの脚本家、監督を経て、2002年に作家デビュー。以降、多くの時代小説を手がける。「新・秋山久蔵御用控」「新・知らぬが半兵衛手控帖」「日暮左近事件帖」「江戸の御庭番」などのシリーズがある。

「2022年 『野暮天　大江戸閻魔帳（七）』 で使われていた紹介文から引用しています。」