警視庁公安部・青山望 最恐組織 (文春文庫 は 41-12 警視庁公安部・青山望)
- 文藝春秋 (2018年12月4日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (404ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167911515
感想・レビュー・書評
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20190404-42ようやくシリーズ終了。週刊誌にかけないアングラネタを放り込んで体制批判する、一貫した構成と姿勢がある意味徹底してました。12冊ご苦労様でした。
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時事通信的な。ちょっとやり過ぎて小説っぽくなくなったのが残念❗
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【作品紹介】
東京マラソンと浅草三社祭で覚醒剤混入殺人事件が相次いで発生!警視庁公安部のエース青山の大胆な捜査の末に、暴力団と中・韓・露マフィアの複合犯罪が明らかに。最強かつ「最恐」の組織はどこか?青山と同期カルテットは人事レースを生き残れるのか?公安出身の著者ならではのリアルすぎる書下しシリーズ第12弾、遂に完結!
【感想】
青山望シリーズ完結。
49歳になったカルテットの面々がそれぞれの道に分かれていく。
ノンキャリアの警察官がその後どう進んでいくのか楽しみでもあったが、
やはりキャリアの壁はどうしようもなかった、というのが率直な感想。
記憶が定かではないが、7作目か8作目から「事件解決」という小説の本筋よりも筆者の「主張」が作品の半分以上を占めていた感じ。
決して否定するわけではなく、今までにあまりない展開なので、それはそれで楽しく読むことができた。 -
貴重な情報を得られるのはわかるがヤクザの親玉と頻繁に会っていて捕まえようともせず正義を語るのは如何なものかと思う部分もあるが、ヤクザ以上にゲスな輩を捕らえるために毒は毒を持って制すと考えればある程度は理解できる。それにしてもカルテットは何となく好きになれないんだよな。
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発端は覚せい剤を使用した殺人事件だが、内幕はいつもの日本の政治家、暴力団、中国、韓国、ロシアの裏組織が入り乱れての利権争いだ。青山をはじめとするカルテットのスーパーな活躍、文中にちりばめられた思想、主義主張もマンネリ。完結もやむなし。
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東京マラソンと浅草三社祭で覚醒剤混入殺人事件が相次いで発生!警視庁公安部のエース青山の大胆な捜査の末に、暴力団と中・韓・露マフィアの複合犯罪が明らかに。最強かつ「最恐」の組織はどこか?青山と同期カルテットは人事レースを生き残れるのか?
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完結しました
最恐組織弘安で尤最強の捜査手法を展開してきた青山望とカルテットと呼ばれる仲間
主人公だけ特別な描かれ方ではなく4者とも特徴ある性格描写が書き分けられており、活躍も丁寧に描きつつ、一冊毎に青山が大きな節目となる取り締まりを仕掛けるのが見どころだ
(実は続編が出るものと確信している、このキャラと世界観があればどんな物語も紡ぎ出してくれそう♪) -
時間的に、今に近い状況。その分析が面白い。
濱嘉之は、今を描かせるのがいいのだね。
青山望 公安部長特命担当
大和田博 総監特命担当理事官
藤中克範 警察庁長官官房分析官
龍一彦 刑事部捜査第2課理事官
カルテットが、それぞれ偉くなって、自由がきく。
東京マラソンで、銀行員が飲んだ水で死亡。覚醒剤でのショック死。
三社祭りで、ヤクザが五人。心肺停止。急性覚醒剤中毒死。
同じような手口で、殺人が。
それは、コリアンマフィアの見せしめ的殺し方。
銀行員は、京都大学出身で、兵庫大空銀行、神戸大空銀行、
四井銀行で、扱っていたのは、暴力団と代々木協会。
銀行には、目ねーロンダリングの役割も持っている。
ロシアンマフィア、チャイニーズマフィア、コリアンマフィア。
狙っているのが 福岡を拠点にすること。
中国とアメリカ、ロシアとアメリカ、中国とアメリカ。
中国の経済的台頭とアメリカのバッシング。
その中で、韓国は、どう言う方向にまとまって行くのか?
韓国は、北朝鮮の支配になると予言。
岡広組の清水保が、引退したと言いながら、実質的な院政を。
それにしても、青山と藤中に仲が良すぎるのは、ありかね。
覚醒剤。飛行場の利権。港の沖仲仕。
関西空港の地盤沈下による砂利利権。
暴力団の資金調達が、多様化して、巧妙になっている。
四人カルテットのチームプレイによる追求。
龍は、元財閥の息子で、警察をやめることを視野に。
大和田は、選挙にうって出る総監と連携して選挙に。
ふーむ。殺人事件の背景が、大きく広がって行くが、
極東ホールディングスの神宮寺が、ターゲットに。
物足らないなぁ。