狩りの時代 (文春文庫 つ 15-2)

著者 :
  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167917531

作品紹介・あらすじ

あのことばだけは消え去らない。
その痛みだけは忘れられなかった。

15歳で早逝したダウン症の兄との思い出、ヒトラー・ユーゲントの来日……大家族二世代の物語はこの国の未来を照射する。絶筆長編。

感想・レビュー・書評

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  • 【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
    https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/764628

  • 夭折したダウン症の兄がいる絵美子が、いとこから「フテキカクシャ」と囁かれた思い出、、ヒトラーユーゲントを歓待したというおじおばたちの後悔とか、差別をテーマとして扱った小説。登場人物の関係をつかむのに手間取った。津島佑子にとって最後の作品とのこと。

  • 【極めて残忍な差別の、未だ恐るべき凡庸さ。絶筆長編】誰かが私に囁いたのだ――おまえの兄はフテキカクシャだと。戦前から二世代にわたる大家族の物語は、この国の未来を照射する。

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著者プロフィール

津島 佑子(つしま・ゆうこ) 1947年、東京都生まれ。白百合女子大学卒業。78年「寵児」で第17回女流文学賞、83年「黙市」で第10回川端康成文学賞、87年『夜の光に追われて』で第38回読売文学賞、98年『火の山―山猿記』で第34回谷崎潤一郎賞、第51回野間文芸賞、2005年『ナラ・レポート』で第55回芸術選奨文部科学大臣賞、第15回紫式部文学賞、12年『黄金の夢の歌』で第53回毎日芸術賞を受賞。2016年2月18日、逝去。

「2018年 『笑いオオカミ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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