満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの奇跡~ (文春文庫 も 29-23)
- 文藝春秋 (2021年12月7日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167917920
感想・レビュー・書評
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自分の心を蔑ろにしない。自分の心を優先させる。自分の事は自分で決める。自分の未来は自分で決める。
自分を大切にして生きようって優しい気持ちになれます。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
なんだか少し流れが変わった。
ほっこりあったかいのは変わらず。
いろんな世界線がある
カードの選択は自分がしてる
未来の自分が過去を思い出すことで
過去の自分の背中を押してるって
なんか良い。
今回も素敵だった。 -
一つ一つバラバラのお話だけど、それぞれの人物から見た話で最後はひとつに結実していく。
煌めきがあるプラネタリウムのような作品だった。
めくってすぐあるイラストの通りですね。
印象に残ったのは、全てを伝えずに良い部分だけ切り取って伝えるのが良いのかという事。それでみんなが丸く収まっても最後に言わなきゃいけないこと。愛してるか愛していないかで言われたら愛していても、それだけではダメで、気持ちの方向が一緒じゃないとやっていけないのかなぁ。
望みが違うのを分かった上で話をして納得して、自分自身で決断すること。
自分自身の声を聞く癖をつけること。とても地味で注意しないと拾えないその声を。未来や過去が一緒に存在する次元の話、未来の自分が励ますという話も心に残った。 -
前2作とは異なり、完全に全てが繋がっているお話だったし、最後の結末がとても素敵で、優しい穏やかな気持ちになれました...
薄明ラムネ、パッと見で好きになりましたが、読み終えた後、内容も相まってさらに好きになりました。
そして、私も思い出してしまう過去の辛い出来事に対しては、大丈夫だよ、その先には楽しいことが待ってるよと自分に声をかけてあげたいです。その声が、その時の自分の背中を押していますように...
第4弾が出て欲しいなぁと心から思っております -
イラストと物語があっていて、きれいで、このシリーズとても好きです。
星詠みは前2作ほど詳しいのはなく、その後…の物語。
サラが動くことで、心の扉が開かれる。
最後は、ほっと暖かくなるお話。
一作目から読み返したい。 -
この一冊でいろんなことに対しての考え方が変わった気がする
おすすめです -
続編と世界観が異なる話
海王星のサラが自分ために行動し、人の人生を変える
そんな心暖まる物語
教訓として、
・自分を蔑ろにしない方法は『本音を認めること』
・自分に起こる全ては、全て自分が起こしている事象
・世界を良くしたければ、自分の内側を整える
自分の心を騙し平気なふりをしてひとりで落ち込んでしまう、そんな人に読んでもらいたい1冊です -
星の話は私には難しかったけど、内容はとても良かった。
やっぱり幸せな結末がいいですね。
川田さんと鮎沢君の関係がとても良い。
2人の気持ちを繋げた沙月ちゃんの存在も良い。
すべてが良かったです。
あとダイエットの話がとても心に残ってる。
ダイエットしても生活習慣が変わらなければ又元に戻るって。当たり前だが、確かに。 -
星詠みシリーズの三作目。
今回は、海王星の遣い・サラによって心の扉が開かれた。
沙月の母・藤子が、誰にも明かさなかった胸の内。
それは、青春時代にまで遡る。
沙月にも伝えていなかった父が、作家の二季草渉であること。
サラが、言うことに改めて気づきを感じた。
自分の心がわかるとは、自分にいちいち問いかけること。
心を蔑ろにした選択は、やがて大きな歪みになる。
人は、選択の連続でフィールドを移動していく。
気づかなりふり、見て見ぬ振りをするのは、目を向けていないからで、真正面から話してみる、聞いてみることは大切だと気づかされた。
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今回のイラストも綺麗で、いつ見ても癒される。
メインは、1冊目に登場した鮎川沙月さんのお母さん、藤子さんの話。
五次元の世界はよく理解できなかったが、藤子さんはものすごくかっこよかった。優しくて、まっすぐで、自分に正直で。まわり道をしたかもしれないが、幸せになってほしい。
「結局、自分を幸せにできるのは、自分だけ」
私も心にとめておきたい。