満月珈琲店の星詠み~ライオンズゲートの奇跡~ (文春文庫 も 29-23)

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  • 文藝春秋
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  • Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167917920

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  • 満月珈琲店シリーズの第三弾!
    占星術に興味が湧く一冊。

    今回の話ではあまり占星術は出てこなかったが、話の内容は切なくて、運命的なお話でした。

    大学時代に好きになった作者の1冊でおすすめです。

  • なんて素敵で優しい物語なのだろう。
    決まった場所を持たず、その時々に必要とする人の前に現れる満月珈琲店。
    三毛猫のマスターを訪ねる星々が客たちをそっと導く。
    差しだされるメニューも美しい。
    私もいつかそこへ行ってみたい。

  • ありそうで、なさそうで。なさそうで、ありそうで。天体と運命の関係はとても神秘的ですよね。

  • もうこれ以上占星術を詰め込まれると挫折してしまうよ~(T0T)と思っていたこのシリーズ(^^;)今回は鮎沢さんと藤子さんの話がメインでサクサクっと読めた(^^)♪読み心地は良いんだけれど、占星術は難しいわ~(--;)

  • 口絵が海の底、明け方の空、燻る雨模様と、大好きな青で統一されていて、それだけで、うっとりと、水中の中を漂う気持ちになる。
    ダイビング大好きで、「ダイビング・ソーダ」のグラスの中に潜ってみたくなる。

    今回はそんな青が似合う、海王星の君のおはなし。
    私達の世代からすると、太陽系といえば、セーラー服の美少女戦士が頭に思い浮かぶ。
    海王星の彼女も、ヴァイオリンが似合う、ふわふわとミステリアスなお姉さまだった。

    運命というものがあったとしても、未来を決めるのは自分。大事なのは、今。
    無数の選択肢、選ばなかった選択肢、
    それらが複雑に絡み合って、世界ができている。
    ifの世界で、自分はどんなふうに生きているのだろうかと思った。

    見えないもの、観測できないものは時として忘れてしまいがちだけど、立ち止まってみると、世界は目に見えない何かで溢れていて、それらの中で自分は生きているということを占いや物語は思い出させてくれるのかもしれない。

    自分のネイタルチャートがどうなのか、占ってもらいたいー。

  • 壮大。大きくなりました。
    宇宙です。次元です。世界線です。

    それにしても、いい話。
    自分に嘘を吐くことの弊害。
    自分の心の叫びを飲み込んで何かした時に、キチンと自分と話をして、必要なら謝って、納得してもらう。とてもいいことのように思う。
    これから、実践していこう。
    例えば、周りを気にして無理に引っ込んでしまったときも、「うわー、何してんのオレ」じゃなくて、「みんなのために仕方なかった。だから引っ込むって決めたんだ。ポジティブ!」と自分と向き合う。
    色々と楽しそうだよ。

  • 満月珈琲店シリーズ3作目の「ライオンズゲートの奇跡」も前作、前々作と同様に愛に溢れた作品でした。登場するお食事が綺麗で、巻頭のイラストもとても神秘的で魅力が溢れていました。また、今作は全体の構成が、一人一人のエピソードに焦点を当てて描かれているものではなく、一つのエピソードが多数の視点で描かれているものに変わりました。それが、一冊丸々読み終わらないと結末がわからないドキドキを生み、とても面白かったです。そして、今作も満月珈琲店のマスターや店員さんのお話が、とても心に響きました。私の前にも満月珈琲店が突然現れて、素敵なお食事と占星術を提供していただきたいなと感じる作品でした。

  • 第1作目の登場人物が再登場。小説家の男の人生があまり共感できなかったかな。これまでは短編の集まりだったが、本作は共通の話。星に関する話は少なかったような気がする。

  • 満月珈琲店の星読み3冊目!海王星のサラ様がでてきて、奇跡が起きて、1つの家族が幸せになる感じが
    とても素敵だった!そしてそして、今回のスイーツは宇宙を連想させるようなキレイな色のものばかりで、絵を見ながら味を想像するのが楽しかった♪
    宇宙とか奇跡とかファンタジー要素が好きで、心が温まる小説を読みたい人にオススメ!

  • このシリーズの虜になりました。。
    心が優しくなる本
    大事にしたいと思います。

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著者プロフィール

北海道出身、現在は京都在住。2013年にエブリスタ主催第二回電子書籍大賞を受賞し、デビュー。2016年「京都寺町三条のホームズ」で第4回京都本大賞を受賞。「京都寺町三条のホームズ」「京洛の森のアリス」「わが家は祇園の拝み屋さん」「満月珈琲店の星詠み」「京都船岡山アストロロジー」シリーズなど著書多数。

「2023年 『京都 梅咲菖蒲の嫁ぎ先』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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