- Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784167920616
感想・レビュー・書評
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結構重いし、震災や強姦の描写が具体的な為読んでてキツくなったし、映画を観る人は要注意です。
でも本当に面白くて2時間ほどで一気読みしてしまいました。
苦しいとかそういう感情もそうだし、歌声の美しさなども言葉から伝わってきました。
読み終わった後の気持ちは人それぞれだと思いますが、病んでしまう方もいると思うし、人との絆を再認識してホカホカする人もいるかもしれない。
私は、読んでる最中は苦しかったですが、読み終わったあとは人と人の繋がりについて深く考えさせられました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
読後感が何とも言えない、言葉にできない気持になる。
人それぞれの人生、今を生きる、生かされている、そして今がある。
今があるのは、過去があるから。
心に刺さるものがいくつもある。
やるせない絶望感、虚脱感、脱力感。
歌に秘められた希望。
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キリエという1人の少女を中心に、人間関係が連なっていく物語でした。
歌を通じて、人と関わっていく。関わっていくというよりも、キリエの歌に惹かれていく。という表現の方が正解かもしれません。全く別の環境にいるように見えて、実は全員が関わりがあり、その関わりの原因には必ずキリエの存在がある。
それぞれの抱える複雑な家庭環境や、感じる気持ちを全て理解するのは到底無理なことですし、分かったような気持ちになるのも失礼に感じます。
一言では言い表せない。語彙が足りない。と痛感します。本当に良かった。映画がとても楽しみです。 -
「キリエのうた」のキリエが何からきているかわかるとどんな物語かわかる。
カトリック系ミッションスクール出身やクリスチャンの方はキリエにピンと来るだろうし、このキリエになぞらえている箇所がいくつもあって物語の内容とは別視点でも読めたのが面白かった。
キリエの衣装であるブルーのワンピース、ブルーはマリア様の象徴の色だからかなと思ったり。
内容については、終始何やってんだよ夏彦という感情しか湧かず、あまり入り込めなかった。
こちらは映画を観てから読む本という感じ。 -
登場人物の情緒の揺らぎが凄くて最後まで自分の中でキャラが定まらなかった印象がある
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映画待ちきれません