人魚のあわ恋 (文春文庫 あ 96-1)

著者 :
  • 文藝春秋
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本棚登録 : 289
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784167921682

作品紹介・あらすじ

「わたしの幸せな結婚」シリーズ累計800万部顎木あくみの帝都を舞台にした新シリーズ始動!夜鶴女学院に通う天水朝名16歳。手首に浮かんだ痣のために家族から虐げられていた。女生徒たちが新しく赴任する美男子の国語教師・時雨咲弥の話題に花を咲かせる中でも、ひとり距離を置く。そんな朝名に思いがけない縁談が舞い込む。薬問屋を営む天水家に好都合な話で……。帝都を舞台に新たな和風恋愛ファンタジーが始まる!

感想・レビュー・書評

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  • ひどい扱いを受けてきた朝名となにか秘密がある咲弥。物語が進むにつれ2人の距離感が縮まっていくのがキュンでした。
    続編希望です!ぜひ2作目読みたい!

  • 手首に浮かんだ痣のせいで、家族から虐げられていた朝名の前に現れた咲弥。お互いに大変な運命を背負っていて、どんどん2人が惹かれあっていくのがとても素敵。周りが酷い人たちばかりで苦しい。まだまだ気になるところがあるのでぜひ続きがあって欲しい。

  • 人魚、、、しかし、人間の少女、、、
    続く感じかなぁ⁈

  • 手首に浮かんだアザの所為で、家族に虐げられている天水朝名は、女学校で新しく赴任してきたイケメン教師・時雨咲弥の婚約者となる。釣り合わないと落ち込む朝名だったが、咲弥もその婚約には理由があり…

    お互いの距離感が微妙に離れていたけれど、少しずつ心地よいと感じ始めるのが微笑ましい反面、朝名の想像を絶する人魚の宿命があまりに残酷で、痛々しかったです。

    秘密の場所での時間が微笑ましくて、今後に期待です。

  • 顎木あくみさんといえば!な世界観。
    色々伏線が回収されてないから続くよね??続編期待!!コミカライズも決まってるらしい。
    もう、また買うじゃん。家事ほったらかしで読んでしまうじゃん。

  • 左手に痣があり呪われの子と言われて育った女の子と教師の話。わた婚と比べたらグロい印象かな。続きそう。和風シンデレラが読みたい人に。

  • 顎木先生らしいお話で面白かったです。続きはいつですかね⁇ワクワク
    『私の幸せな結婚』の雰囲気に似てますが、それがまた良いです。これから2人の関係性が楽しみです。

  • 顎木あくみさんの最新作!!

    「わたしの幸せな結婚」「宮廷のまじない師」
    で好きになっているから
    書店で見つけたときに迷わず手に取りました。

    既刊の2作品に続き
    どんなストーリーなのか
    とにかくワクワクしながら
    ページを捲りました。

    人魚の血によって虐げられている、
    誰もが憧れる才能の持ち主、
    先生と生徒に縁談の話、、、
    という波乱の予感だらけで
    最初の数ページで惹かれて
    気がついたら数時間で読み終えていました。

  • めちゃくちゃ面白かったです。
    わたしの幸せな結婚があれだけヒットしてる中で新作を見つけて、即決して読みました。
    結果、めちゃくちゃ面白かったです(笑)

    不遇なヒロインとカッコいいヒーローかなと期待しつつ、わた婚のシンデレラストーリーが印象強すぎて、どういう物語なんだろう…とドキドキ半分で読みました。
    朝名は、美世とは全然違いますね。咲弥も、清霞とは全然違う。
    特に、不遇な扱いを受けても凛としている朝名に対しても、惚れるでもなく(←)、祖父の願いに誠実であろうとし、『いま川で母と朝名が溺れていたら、間違いなく母を助ける』というのも、良いと思いました。悪い子じゃない、というだけでは、惚れないですよね(笑)
    あとは天水家の人々の表現も、良いなと思いました。やってることがやってることなので、簡単に極悪非道の塊、のように受け取られそうなものですが、母の病み方、それに人魚の血と涙だけで生計を立てる家に生まれ、そのように生きていくしかない、という背景も、伝わるシーンが多かったです。兄の浮春も、庇えたものではありませんが、きっと彼の中で、一度は妹を妹として失った感覚に襲われたのであろうと、思えました。ま、庇えませんけど(笑)

    あとがきを読んで、初めてわた婚1巻を読んだ時のことを思いだしました。和風が好き、時代なら明治大正が好きって仰ってましたね。物語の単語単語からも感じられました。
    わた婚は嫁ぐ話なので炊事塲やお料理の描写が多めで、なんというか、読んでいると昔の土間の炊事塲にいるような匂いがする感覚になるのですが、
    人魚のあわ恋は、女学校と家とでまた全然印象が違う感じです。家の蔵のシーンの時の陰湿さは凄まじいんでしょうね。。

    咲弥の職業含めて続編がありそうな感じなので、
    楽しみに待ちたいです!

  • 人魚姫のお話モチーフで最初から最後までの好みの展開でした♡
    先生も、学校では婚約してることを隠してるとはいえ、杏子からの誘いを何回も受けるなよとは思いましたがそれ以外は概ね良かったです。最後の元親友を殴るシーンなど。
    明かされなかった秘密、先生のもうひとつの職業や、痣の秘密など、早く続きが読みたいです!!

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著者プロフィール

長野県在住。小説投稿サイトにて作品を発表し、2019年、『わたしの幸せな結婚』で作家デビュー。

顎木あくみの作品

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