スペシャリスト直伝!学級づくり成功の極意

著者 :
  • 明治図書出版
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感想 : 2
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  • Amazon.co.jp ・本 (137ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784181331207

感想・レビュー・書評

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  • 具体的な手立ても書かれており、とても参考になる。

  • 朝の読書タイムで一気読み。
    マズローやアドラーの視点は新鮮だった。
    一番の収穫は,「子どもに残るものは続けたものだけ」という著者の言葉である。まさにその通りだと思った。

    自分と違うと思う箇所が大きいところで2点あった。(以下,文責伊藤)
    ①子どもの問題行動は原因を追究すると子どもの性格や家庭のしつけの問題に行き着く。また,発達の障がいといったように,なかなか改善の手が届きにくいところに目を向けてしまう。原因は過去に存在することが多い。

    →私の場合,問題行動の背景には,教師の声がけ,子ども同士の関わり,課題への取り組み,教材の不適合,家庭環境などに目を向ける。つまり原因の分析の視点をまず,こちらサイドから考える。氏は,この著書では,子ども側に視点をおいているように読み取れる。そしてさらに,発達上の障がいがあるならば尚のこと,そこから目を背けてはならないのではないかと私は思う。
    ②「あ~,Bと組まなくてよかったあ」の指導
    教師が子どもの思いを代弁してしまっている。そして,大きい声での指導をしている場面が2か所ある。このとき,子どもは反論したくてもできないのではないか。後半,フォローはしているが,それこそ指導している子が発達障がいの子だとしたら,怒鳴った時点で関係は切れてしまう可能性がある。私はここでこそ,氏が最初に引用しているマズローの「所属の欲求」を用いる。いわゆる「集団の教育力」である。
    「Bと組まなくてよかった!と言われてもいいという人?言われたくない人?」と周囲を巻き込んで指導をする。

    自分とは異なる指導を読むことによって,自分の考えがよりクリアになった。

    他には,給食指導での語りや学級通信の様子出来事7割など,「なるほど」と思う指導がたくさん書かれていた。

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著者プロフィール

上越教育大学教職大学院教授。
『アドラー心理学で変わる学級経営 勇気づけのクラスづくり』(明治図書)ほか、著書多数。

「2021年 『“先生の先生”による集中討議!2 子どもも教師も元気になる「あたらしい学び」のつくりかた』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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