アドラー心理学で変わる学級経営 勇気づけのクラスづくり (学級経営サポートBOOKS)
- 明治図書出版 (2019年2月28日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784182746222
感想・レビュー・書評
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子どもたちに限らず、
その人の行動はその人の過ごしてきた環境に
必要以上に目を向けられることは多いように
感じます。
もちろん過ごしてきた環境に原因があるときもあると思います。特に大人の場合は、目を向けたところでその人の行動が改善されることは少ないように感じます。
その行動から、その人は何を伝えようとしているかを考えることが大事だと思いました。
自分に心の余裕があるときだけでも、
視野を広く、ゆとりをもって過ごしたいです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
ネット連載でこの本の概要は追えていたが、その詳細を読んで、さらに理解を深めることができた。
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○原因ではなく目的論
なぜその行動をしたのか→家庭環境などどうしようもない
それによって何を目指したのか→騒ぐことで注目をひく、力比べをする、仕返しをする、無気力を示すなど
○学級崩壊
①気になる子への教師の反応②その子供と教師の関係悪化③教師の注意がその子供にいき他の子供への注意が減る④その子供のせいで他の子供は注意をひけないため、その子供のせいだと関係の悪化
○子供の目的は居場所を確保すること。
そのための行動が適切だったり不適切だったりするだけ→適切な行動への着目 -
今や学級経営は非常に難しくなっていますが、アドラー心理学の考え方はとても参考になりました!
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「教育的効果を実現するのは、あなたの教師としての一貫性なのです。」とし、赤坂先生はアドラー心理学を貫いている。
赤坂先生のアドラー本は自分にとって原点回帰。
今年一年を気持ち良く過ごすことができているのは、「つながる→貢献する→自信をもつ」の共同体感覚の幸せサイクルが回っているからだと気づかせてもらった。他者との繋がりって、本当に大切。
怒りで人は変えられない。臥薪嘗胆。
来年度どうなるかはわからないが、自分の中の軸をしっかりと固定して、柔軟に動きたい。 -
アドラー心理学を知らなくてもアドラー心理学を教育に活かせる良本かと。3〜4回は読んだかな。
いい循環をクラスにもたらすことができれば子供たちは伸びていく。共同体感覚をおもって同じ方向を目指し,一方で自分の目標を実現していく。そんなっ循環の中で自分自身を受け入れる子供が増えていく。そんなクラスいいよね。 -
自分ではなく目の前の児童に矢印を向ける。
一人一人が対等な人間であり、一人一人に人生がある。
教員は難しくも素敵なものだと改めて思わされた。
愛を持って接したい。 -
アドラー心理学の有名作、「嫌われる勇気」を読んだ後だったので、内容も入ってきやすかった。
学級経営をする上での基本と考えを、アドラー心理学に基づいた具体例等で説明されていてとてもわかりやすい。
アドラー心理学というと構える人もいるかもしれないが、宗教などでは全くない。考え方等のひとつであり、重要な事が沢山詰まっている。
教職にこれから就く人、就いている人は是非読んで欲しい。 -
日常的な子どもとの関わりについて、改めて考えさせられるアドラー心理学。不適切な行動に対する考え方やアプローチもだか、大切なのは、見逃しがちな適切な行動をしている児童に対する適切な評価である。ただ、実際は力任せに押さえつけられる子どもが次の学年に…