銀河英雄伝説 (2) 野望篇 長篇スペース・オペラ (トクマ・ノベルズ)

著者 :
  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784191527904

感想・レビュー・書評

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  • 銀河帝国及び、同盟国の各内乱〜キルヒアイス死亡まで。
     帝国側で、個人的にお気に入りの場面としてレンテンベルク要塞にてオフレッサー上級大将と双璧の対決シーン。白兵戦においても名高い双璧だけど、結局罠で捕らえただけで実力を見ること無く終わったのが残念。金銀妖瞳の「褒められたと思っておこう。」がすてき。
     同盟国側では、キャゼルヌがイゼルローン赴任後、ヤンの私室で、ヤン、ユリアン、キャゼルヌの3人が談話しているシーン。同盟内乱鎮圧についての会話の中でヤンが兵法の基礎や戦術の考え方をユリアンに教えていた。アニメだとその内容にユリアンが目を輝かせている描写があるので多分この中でも同じなんだろうなあと思って凄く微笑ましい。
     

  • 幸いなことに事前に全く内容を知らずネタバレに触れないまま読んだので
    キルヒアイスの運命とそこに至るまでの展開には泣いた。
    ラインハルトの後悔を思うと同情を禁じえない。

  • 今回も「あ~こんな事もあったね~(^^)」と懐かしく思い出しながら読み進めて、キルヒアイスの死に涙(T-T)そして結構早い段階で亡くなっていたことに驚き!Σ(´□`;)アニメ、藤竜のコミック、原作と銀英伝三昧で嬉しいけれど、少しゴッチャになってきている(^^;)

  • ナニがソレしたのでラインハルト様はヤン・ウェンリーと因縁深すぎるをっさんをけしかけ、自身は精鋭を率ゐて門閥貴族をボコりに行く。
     ハードウェアに頼るやつは馬鹿といふのをスペオペでやるとはいかしてますな。

  • 数千光年に及ぶ宇宙空間の物語なのに、A地点とB地点で同時性が確保されている。これは、相対性理論に合わないから、ニュートン物理学しかない世界なのかと思ったら、「アルテミスの首飾り」撃破では相対性理論が使われている。なんだかよく分からない。一番納得できるのは、三国志を宇宙戦争に例えて、比喩的に表現している、と言うものだ。物語上の「地球」は、人類発祥の地アフリカである。

  •  言い古された気もするが、銀河英雄伝説の最大の良さ、長所は、単純な敵役がほとんどいないこと、あるいは敵役も人間臭さに満ち溢れていることだ。

     2巻でもそういうのがある。人格的には小物っぷりを丸出しにしているブラウンシュバイクに、忠義一徹のアンスバッハが部下でいることだ。
     実は、彼らにもラインハルトとキルヒアイスのような関係・繋がりがあったのではないか、なんて想像を逞しくしたくなる。

     我ながら天邪鬼だと思うが、某君を死に追いやったアンスバッハにも惹かれるのだが、こういうのが本シリーズ読破の大きな楽しみの一つなのだ。


    (目次)
    第1章 嵐の前   
    第2章 発火点   
    第3章 ヤン艦隊出動   
    第4章 流血の宇宙(そら)   
    第5章 ドーリア星域の会戦   
    第6章 勇気と忠誠   
    第7章 誰(た)がための勝利   
    第8章 黄金樹(ゴールデンバウム)は倒れた   
    第9章 さらば、遠き日

  • 2巻はあかん・・・泣けてくる。
    赤毛のハンサムさんよりも、コブクロ黒田さんの方が背が高いことに気づき、微妙な心地に。。。
    私の中では不動の究極のっぽさん

  • 帝国・同盟の両陣営の国で内乱発生! 日本もシベリア抑留の捕虜が帰ってきてみたら共産党に洗脳されてたみたいな事あったし、捕虜に反乱を企てさせるような事はよくあるのかな?日本は反乱起きなかったけど、当時の学生運動って反乱みたいなモノじゃないでしょうか?首相刺されたりしたし。

  • ローエングラム公が年下な件

  • 銀英伝2巻。
    「黎明」の名の通り序章である1巻と打って変わって、激動の2巻。
    ラインハルトの裏で糸引く同盟軍側の「賊軍」に、それを勘で当てるヤン。
    そして、まさかラストで主要人物キルヒアイスの死。
    衝撃のラストだった。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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