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- Amazon.co.jp ・本 (461ページ)
- / ISBN・EAN: 9784195674994
感想・レビュー・書評
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なんで秀衡だけ二巻なのだと思ってたら、大半が義経物語になってた。第一巻から始まって奥州と都と、何度も往復した気分になれる。
しばしば記述の重複があるが、それは東光さんにとって重要なことなのだろう。例えば押領使の横暴ぶりは「横領」という言葉に転じて世に残るぐらいだとか。
はじけ飛んでいく義経を抱える秀衡の心のうちをもう少し聞いてみたかったが、そもそも義経を奥州にと思ったきっかけもふんわりしていた。それは26ページあたりから始まるが、自分でも物好きな…ぐらい。なにかの衝動やら運命やらご縁やらなのかなあ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
(1995.04.30読了)(1994.12.04購入)
藤原四代 秀衡の巻
(「BOOK」データベースより)amazon
三十有余年に亘る基衡の治世を継いだ三代秀衡は、朝廷より鎮守府将軍を拝命し、名実ともに北方の王者として奥州に君臨した。“一丸の蝦夷”こそが清衡以来の陸奥経営の根幹であり、仏国土の建設にその理想郷を追う秀衡であった。都は公家、武家が相争う権謀術数の坩堝と化し、平氏政権の黄金期を迎えていた。だが秀衡は商人吉次を使い、鞍馬に在った源義朝の遺児牛若丸に触手を伸ばした。歴史巨篇。
☆関連図書(既読)
「蒼き蝦夷の血(一)」今東光著、徳間文庫、1993.02.15
「蒼き蝦夷の血(二)」今東光著、徳間文庫、1993.02.15
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