深夜ふたたび (徳間文庫 し 8-3)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195876107

感想・レビュー・書評

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  • この作品の原典であるライアルの『深夜プラス1』は未読だが、あまりに有名なのでほとんどが原典の本歌取りである事は解ったが、主人公が元相撲取りだなんて・・・。
    ただ162cmといえば舞ノ海よりも小さいんですよ、シミタツさん!もっと人物設定練った方が良かったんではないか?162cm、80kgの主人公が超絶技巧のドライヴィングテクニックを持つ( ^艸^)。

    気の利いた台詞も主人公を想像すると自然と笑いが出てしまう。でもそんなマイナス点があっても本書は実に面白い!

  • この作家の「情事」を読んだことがある。情事」の文章は、むしろ美しくもある非常に読みやすいものであったが、本作は、むしろ拙い。ゴルフのGTIや、数々の道具にこだわってかかれているとのことで、読んでみることにした。物語のプロットは、色あせているが、その情景描写は、なかなかよい。気合の入ったフレーズも散見できる。主人公川久保は、かっこよくもない普通の風采。それなりのロマンスもあり、条件は充分だが、何かが物足りない。今ひとつ主人公の哲学が感じられない割に、饒舌すぎる。

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著者プロフィール

1936年、高知県生まれ。雑誌のライターなどを経て、81年『飢えて狼』で小説家デビュー。86年『背いて故郷』で日本推理作家協会賞、91年『行きずりの街』で日本冒険小説協会大賞、2001年『きのうの空』で柴田錬三郎賞を受賞。2007年、初の時代小説『青に候』刊行、以降、『みのたけの春』(2008年 集英社)『つばくろ越え』(2009年 新潮社)『引かれ者でござい蓬莱屋帳外控』(2010年 新潮社)『夜去り川』(2011年 文藝春秋)『待ち伏せ街道 蓬莱屋帳外控』(2011年新潮社)と時代小説の刊行が続く。

「2019年 『疾れ、新蔵』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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