柳生十兵衛八番勝負 (徳間文庫 601-7)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (381ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195984611

感想・レビュー・書評

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  • 五味爺とは相性が合うようで、たっぷりと剣豪小説の奥底を堪能させていただきました。超満足。
    やはりこの作家は映像センスが抜群だと思います。
    ぶっきらぼうな文体ですが、想像力をフルに刺激し、映像が脳裏に投影されます。文章を読みながら映像を楽しむ雰囲気。筆が生きているのか、それても筆の神が降りてきたのか。

    今回のマイ・ベストシーンは「好色ひざ枕」の最後のシーン。
    下から仰ぎ見る波の目に映る、編笠の影に微かに見える十兵衛の笑い顔。
    起ち上がる又十郎の面前に堕ちてくる波の白い手首。
    秒殺の瞬間を七行で表現。読むのに六秒程度はかかるので、必然的にリンク映像もスローモーションに。殺しの狭間に柳生父子の狂気が写し込まれて、強烈な印象が残ったシーンでした。

    阿蘭陀の刑務所からスタート。あっけにとられる展開が最終的に決着がつかなかったのは残念至極。

  • 表題の連作はかなり面白い。中断してしまったみたいで残念。

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