中島らものたまらん人々 (徳間文庫 な 16-2)

著者 :
  • 徳間書店
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本棚登録 : 163
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784195993682

作品紹介・あらすじ

世界は広し人はさまざま。この世の中には想像を絶するくらい奇妙な人がいるものである。子供の頃から、サラリーマンに身をやつしていた時期まで、多種多様の「ヘンな人」を目のあたりにしてきた中島らもが、そんな愛すべき人人の往生を願いつつ、絵と文で「たまらなくヘンな人々」の実情を白日のもとに晒し出す。あなたの周りにも、ヘンな人々は棲息してるんである。隣の人を侮ってはいけない。

感想・レビュー・書評

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  • 今から35年前に執筆されたとは思えない程の新鮮さ。時代を問わず、たまらん人々、こたえん人々は存在するのだと実感。らもさんのひと言漫画が一層面白さを盛り上げる。中島らもは奇才だ。

  • 著者の回りの一癖も二癖もある人びとの生態を、文章とイラストで綴った作品です。絶妙の間合いがすっとぼけたユーモアを生んでいます。

    著者の言う「てれ轢かれ」には、膝を打つほどわかる気がしてしまいました。

  • コピーライター時代の若かりしらもさんが味わえる。いろんな意味でまだあんまり踏み外してないからちょっと小粒な味わい。

  • へんな人々を晒しだしたエッセイです。
    ●わけのわからん人 その③「ケチ」(P12)は、広告関連の仕事をしている人は笑えます。
    ●アクター・アンド・アクトレス(P108)は、老人たちの演技をモチーフに、どの世界も演技で成り立っているとの指摘は、示唆に富んでいると思う。

  •  
    http://booklog.jp/users/awalibrary/archives/1/4195993687
    ── 中島 らも《中島らものたまらん人々 19910715-19920305 徳間文庫》
     
     中島 らも コピーライター 19520403 兵庫 尼崎 20040726 52 /籍=裕之
    /作家・戯曲家・随筆家・俳優・プランナー、 ミュージシャン。
    /笑殺軍団リリパットアーミー 主宰、「全国まずいもの連盟」会長
    /20030205(50)覚醒剤・大麻所持
    http://d.hatena.ne.jp/adlib/20000626 薬物乱用 ~ 懲りない人々 ~
     
    ── 中島 らも《変!! 20100716 集英社文庫》
    http://q.hatena.ne.jp/1329651757 出版社を営んでいる男性の話
     
    (20120220)
     

  • 久しぶりのらも本。楽しかった。
    自画像というか、写真取り込みのイラストがえらいイケメンだなっと思って著者近影を見てみると若くて驚く。コピーライター時代の本か。

  • 「たまらん人々」の何種類かを私も実際知っている、というのが恐ろしい・・・かもしれん。

  • 人畜無害な個性的な人は、見ている分には楽しい。

  • 100422(s 100516)

  • 噴出しに注意。
    関西弁がいい感じに響きます。
    らも氏長生きしてほしかったなー。

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著者プロフィール

1952年兵庫県生まれ。大阪芸術大学放送学科を卒業。ミュージシャン。作家。92年『今夜、すべてのバーで』で第13回吉川英治文学新人賞を、94年『ガダラの豚』で第47回日本推理作家協会賞(長編部門)を受賞した。2004年、転落事故による脳挫傷などのため逝去。享年52。

「2021年 『中島らも曼荼羅コレクション#1 白いメリーさん』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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