- Amazon.co.jp ・本 (254ページ)
- / ISBN・EAN: 9784195994528
感想・レビュー・書評
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信長の比叡山焼き討ちにより、運命が変わってしまった修行僧昇運と好運、山門公人衆の谷ノ坊知一郎それぞれの生き様を描く!!
隆作品らしく上ナシと称した自由人である道々の輩や公界の者が登場する。
作品を改訂する前に著者が亡くなり、完全版には100枚足りないとの事。完全版が読みたかった・・・詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
そろそろ落ち穂拾いも辛くなってきたが、予想に反して結構面白かった。比叡山焼き打ちと長島一向一揆。つくづく思うのは、リュウケイの作品のほとんどは その原型が「影武者徳川家康」に含まれてるってことだ。
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大阿闍梨・詮舜を師とあおぐ修行僧・昇運は、阿闍梨への道をたたれ、立山にこもって大魔王信長を呪い殺さんと呪殺行に入る。
一方、この戦乱で両親と妹を失った山門公人衆・谷ノ坊知一郎は、伊勢一向一揆に身を投じ、信長殺害に青春のすべてを賭けた!
時代は戦国。
天下布武をとなえる織田信長は、元亀2(1571)年、ついに比叡山に攻め込み、僧俗3000とも4000ともいわれる酸鼻を極めた大殺戮だった。
登場する人々の生々しい姿が見えてくるような一冊です。
未完成の作品ながらも壮大な戦国伝奇ロマンであると解説者も言っておられますが、
叡山滅亡、本願寺滅亡、本能寺の変の裏に、このようなことがあってもおかしくないと思わせてくれる一冊です。 -
織田信長による比叡山焼き討ちにより、阿闍梨への道を絶たれた昇運、焼き討ちという辛さを乗り越え、開眼することのできた好運、信長への復讐のために戦い続ける知一郎。焼き討ち後、それぞれの道を歩む3人を描いた一作。
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既読本。
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