玉響荘のユーウツ (トクマ・ノベルズ Edge)

著者 :
  • 徳間書店
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感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198506827

感想・レビュー・書評

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  • +++
    売上金を持ち逃げされたため、メイド喫茶を潰してしまった志郎は、「四日後の正午までに五百万円を返さないと、二十万円の不足につき、指一本を切り落とす」と債権回収屋に脅された。が、捨てる神あれば拾う神ありで、亡くなった祖母のアパートを突然相続することに。「アパートを手放して借金返済!」と、断トツ人気の元メイド・美保と小躍りしたのはいいけれど、売却するには住人全員が退室届にハンコを押さなければならないという…。一風変わった玉響荘の住人たちを相手取り、志郎が奔り回る。
    +++

    設定は特別めずらしくもなく、展開も予想通りだが、少々の強引さと、次から次へとつながっていく点が、次第に一枚の絵になっていく過程が、適度なリズム感で好感が持てる。気軽に愉しめる一冊である。

  • 話はまとまってるけど登場人物がどれも好感の持てない人ばかり

  • こんなのも書いてたんですねー。
    ライトノベルス風な作りかつストーリー。
    主人公が元メイド喫茶の店長ってあたりに
    なんとなくその意図が見え隠れしますが、
    作品的には...まぁ、福田作品っぽくはなっています。
    巻き込まれ系のトラブル・コメディは
    A HAPPY LUCKY MANに近いですかね。

    いくつも抱え込んだトラブルにめげる事なく
    偶然と努力によって結果全てを丸く解決していく
    スピードや、ご都合的な偶然にやや着いていけない
    ながらも、肩の力を抜いて読む作品だから、
    まぁ許容としても...ヒロイン(?)の美穂の存在意義が
    ストーリー的にはあまり関係なく、表に出てこないのは残念。
    ラノベ的にはここをグイグイ前に出しておかないと
    いけないんではないかと...思ってみたり。

    今の福田さんの作品を思うとこれで良かったんでしょうけどね!

  • あんまり覚えてないけどまぁまぁだったような。借金返済に奔走するメイド喫茶店長の話

  • 前作の『A HAPPY LUCKY MAN』の方が好み。
    やっぱり次から次へと災難巻き込まれ型なんだけど。

    カバー・本文イラスト / イケダ ケイスケ
    カバー&目次 / 百足屋 ユウコ(ムシカゴグラフィクス)

  • 売上金を持ち逃げされたため、メイド喫茶を潰してしまった志郎は、「4日後の正午までに5百万円を返さないと、20万の不足につく、指1本を切り落とす」と債権回収屋に脅された。が、捨てる神あれば拾う神ありで、亡くなった祖母のアパートを突然相続することに。「アパートを手放して借金返済!」と、断トツ人気の元メイド・美保と小躍りしたのはいいけれど、売却するには住民全員が退室届にハンコを押さなければならないという…一風変わった玉響荘の住民たちを相手取り、志郎が奔り回る!出てくるキャラたちがみんなそうとうたってて、おもしろいです。無理難題をどう解決するのかっていうのもいいし。読後爽やかです。

  • 元メイド喫茶の店長に残された時間はあと4日!4日のうちに500万支払わなければ両手両足の指とさようなら!?そんな事態を避けるため、祖母のアパートを売って返済を目論むがそこの住人はそれぞれ複雑な事情を持っていて立ち退かない。
    誠君がいいです、かわいそう。

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著者プロフィール

1977年、愛媛県生まれ。東京都立大学(現・首都大学東京)法学部卒業。2003年『AHAPPYLUCKYMAN』で光文社よりデビュー。ミステリー、青春小説、コメディなどさまざまなジャンルの作品を執筆。近刊に『夏色ジャンクション』(実業之日本社)、『春の駒 鷺澤家四季』(東京創元社)などがある。

「2016年 『雪桜 牧之瀬准教授の江戸ミステリ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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