人間臨終図巻 2

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (341ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198605971

作品紹介・あらすじ

56歳-72歳で死んだ人々。人生において唯一、誰にも経験出来ないこと。それが死である。生に固執するか、安寧の中に逝くのか。人生のすべてが"その瞬間"に凝縮されている-。稀代の名著普及版。

感想・レビュー・書評

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  • 梅干1個でご飯が3杯食べられます,ではないですけど,
    図書館で本書1冊を借りれば2週間は持ちます…
    というくらい内容の濃い本です。

    貸し出し期間が本日までなので,
    一気に最後まで読んだけど,お腹一杯。
    前回『人間臨終図巻〈1〉』を読んだときも同じことを言っていた。

    『人間臨終図巻〈3〉』は,
    また,気持ちに余裕ができたときに読みたいと思います。

    いや,でも,こういう本は気持ちに余裕がないときに
    読むべき本なのかもしれない。

    本書を読むと,
    自分はどういう状況で死んでいくのだろうかと,想像してしまう。
    苦しまずに死ねることを切に願うばかりです。

    本巻では56歳〜72歳で死んだ人を取り上げている。
    悪性新生物(ガン),心疾患,脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)で
    死ぬ人が多い。
    日本人の三大死因と同じです。

    でも,ちょっとネットで調べてみたところ,
    今は肺炎で死ぬ人が3位になり,
    僅かの差で脳血管疾患(脳梗塞や脳出血)が4位に
    なっているみたいです。

    理由としては,下記のとおり考えられています。

    ① 総論として,高齢化が進み,肺炎で亡くなるお年寄りが増えた。
    ② 薬や治療法が進歩し,脳血管疾患が発症してもそれが
      直接原因で亡くなる方は増加しなくなった。
    ③ ②の反射的効果として,以前に脳血管疾患に
      かかったことのある方が年を取り,
      肺炎をおこして死亡することが増加した。

    ホント,高齢者が多くなったよなぁ…とは思います。

  • 56歳~72歳で亡くなった、国内・国外の有名人の死の際をダイジェスト版で集めた一冊。この中からまた興味を惹いた人の話を、詳しく読みたいなと思いました。

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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