- Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198614911
感想・レビュー・書評
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いつもの変な人がたくさん出てくるドタバタ劇。
楽しかったです。
でも、一年後には忘れてそうな内容
刑事→お金→計画→わさわさ→幕
出てくる人が変わってて笑える
会話がおもろいです
床屋の親父が好きだ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
向島署に配属になって二ヵ月の『井川』はコソ泥の逮捕に向かったのだが、同僚を射殺されつい殺してしまう。そのコソ泥が持っていたメモリーカードが三千万になると知った井川は、元同僚の『大成』を無理やり死体処理に協力させ、仲間の警察には逃亡犯を追いかけているとごまかしつつ取引相手と会おうと画策する。だが、嘘に気付いた警察や、本来の持ち主のやくざに追われ、花火大会でごった返す町は大変な事態に。タイムリミットは午後七時、はたして井川は『謎の女』に会うことはできるのか。
ズバババアアアン!ズドドドオオオン!そんな擬音がよく似合う本です。
バイオレンスアクションですか、結構ぐろい状況になってますが意外と大丈夫です。暑さのせいか、花火大会の熱気か、ハチャメチャな主人公のせいか、はたまたロリアニメ声の女のせいか、なんだかマヒしてしまったようです。
登場人物が皆超個性的でしたが、全身刺青男のやくざの『奥田』が、ただの暴力男かと思ってたら頭の切れる一面があったりして、けっこう気に入りました。
井川が必死に動けば動くほど事態は悪化し、周りは悲惨な状況に・・・こういうドミノ的な展開は好きです。
結局井川はお金は手に入れられたものの、バレバレなので未来は暗そうですね。それと、いつも井川に騙される大成が一番気の毒でした。 -
なんといいますか。
無茶苦茶です。
落ち着きがないです。
常に走り回ってる感じです。
そんなお話。
………
「もう二度と誰かを乗せて走ることはないと思っていたがな!」
エンジンを吹かし、“下唇”は怒鳴った。
「“下町の悪夢”が蘇るぜっ!」
……… -
よくわっかんないんだよなぁ・・・
それでわかんないのに、わかんないのに、
どうしてこの人の話は面白いんだろう。
文章の口調というか、
表現とか好きですねぇ。裏社会、みたいなのとか分かった気になれる。 -
最初の数ページはスピード感があって良かったのだけど、読める展開&戸梶小説に付き物の安っぽい登場人物の愚行っぷりに耐え切れなくなりました。
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熱い夏の日に手にした現金三千万円の価値があるメモリーカード、もう仕事に嫌気が差した刑事は警察、やくざ、メモリーカードを狙う組織を出し抜いて三千万円を手にする事が出来るのか…
戸梶小説の中で初めて時間という概念が出て来た作品、かなり暴力的でかなり無茶苦茶だが、パワーだけで押し切る文体は見事だ。 -
刑事が犯人に成り代わり、Smart Cardを届け、3000万円を受け取り、逃走生活に入る所で話は終わり。
同時進行、下町の風景、キャリアの美貌警視正、オズボーン似のママ -
ハラハラドキドキ。
人生そんなにうまくいくわけなかろーもん。
洋品店のくだりが笑える。