- Amazon.co.jp ・本 (313ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198622640
感想・レビュー・書評
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ノンストップ・ラブサスペンスの謳い文句に誘われて手に取りましたが、途中でちょっとダレました。
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2013/02/17
あ〜 こうきたかぁ って感じ
残忍なことしてる割に
そんなに残酷な話にはなってなくて
章ごとで読みやすかった
「号泣する」って売り文句はさすがに大げさですが 母の愛ってすごい! -
面白くは読んだけど、
動機がそれって・・・ちょっと荒唐無稽すぎて、
というか世界が遠すぎて、大きすぎて、
一般人はこういう考え方を出来ないと思うな・・・
ということで、あまり共感はできなかったけど、
一気読みしたという点では、面白かったのかな。
図書館で、何ヶ月も待った割には・・・
私の好みではなかったかな。 -
途中から大体のストーリーは分かってしまって、一二三の子どもへの愛には感動したが、そのための行動が私には受け入れがたかった。主人公もさして魅力的でなく、しいて言うなれば中国人のレイカの気持ちがいじらしかった。そして、聞いたことのない病名だが、ただこの病気は恐いと思った。
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2011/8/25読了。内容か深いわけでもなく、トリックもわりとすぐわかり、あっという間に記憶から消えて行くだろう。でも、止まらなかった。寸暇を惜しんで本を開きたくなる。そんなほんに出会える幸せ。
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2011/07/06 読了
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盛り上がり所がイマイチ掴めなかった。
淡々とすすんでいきすぎて印象の薄いものになった。
この本をミステリと呼ぶのは正しくないかもしれないが、「先が気になる!」「この謎は一体・・・?」というようなドキドキ感があまり感じられなかった。
ただ、9章で一気に謎が解けてゆく様はすっきりとした。
いくつもの小さな小さな疑問や謎が、1つずつ、派手さはなく地味に解決していった。
最終章まで読み終えての感想は「へえ・・・」といった感じ。
後味が悪いわけではないし、すっきりしないわけでもなかったがやはり地味。
ついでにラストの江真と小谷のシーンは蛇足だったような気もする・・・。
全体的には、ミステリではあるが、のんびりゆっくり時が過ぎてゆく感じが逆に新鮮と言える作品かもしれない。 -
京都の医学部大学院に勤務する秋沢宗一は、研究室助手の結婚披露宴で、偶然ある女性を見かけ追いかけてしまう。
それは13年前の札幌で、突然姿を消した同棲相手の亜木帆一二三だった。
しかし、もう40代であるはずの一二三は若さと美貌を持った別人のようになっていた。
その違和感の正体をつかむため、そしてどうしても彼女のことが忘れられない宗一は、一二三の周辺を探るうち、驚くべき事実を掴む。
彼女を愛した男たちが、次々と謎の死を遂げていたのだ。。。
岸田さんの三作目、いつの間にか出ていましたので早速借りてきました。
序盤、宗一の回想が少々うっとおしく、違和感の正体についてもよくわからずイライラ。
しかし!今回も緻密に計算されており、伏線の回収もとても美しかったです。
そしてそれ以上に胸をうたれたのが母の愛。
終盤、涙が出そうになりました。
それなのに真相がわかる場面で大きなカタルシスが得られなかったのは、肝の部分で納得がいかなかったから。
これはこの作品の核の部分にあたるので、書けないのが非常にもどかしいのですがっ!
ここと、もうひとつ男の決断?があっさりしていると感じたこと。
それとラストもちょっと納得いかず消化不良です。。。
男目線と女目線で構成されており、この考え方の違いはとても興味深く、滑稽すぎて笑ってしまいそうでした。
こういった細かな心情をサスペンスに仕立てるのがとても巧い。
次回作も楽しみにしています。 -
なんとなくありがちな話じゃないかな、と思ったのだけれど。いい意味でかなり予想を覆されてしまいました。思えばそこここに伏線はあったのだけれど気付かなかった、というかまるで勘違いしていたなあ……。
動機面に少しばかり不自然なものを感じないでもないけれど(だって確実性はないよね?)。きれいな動機だし終わり方も綺麗。ただ……考えようによっては彼女が最後に取ったあの方法、ものすごーく怖いのでは? 思う気持ちは本当だと思うけど。トラウマ残しそうだと思ってしまいました。 -
2007/12/29読了