- Amazon.co.jp ・本 (342ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198626778
作品紹介・あらすじ
三段突き、参る!新選組と想い人との間に揺れる若き天才剣士の心血。
感想・レビュー・書評
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オーソドックスな新選組のもの。
ここまで、色々な新選組のものを読んできたが、その中に埋もれてしまいそう感じがするほどオーソドックス。
もっと、沖田総司を中心に描いて良かったのではないか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
新選組は、これまで多くの作家が描いてきたのだから、今にいたっては新たな知見が無理ならば、よほど思い切った創作をもって著してもらいたい。総司がおさよに淡い恋慕を抱く挿話では満たされない。既刊の新選組小説の総集編てとこだ。
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鳥羽亮さんの本は初めてでした。
読みにくい個所もなくサッと読めました。
沖田総司の試衛館から千駄ヶ谷で亡くなるまでを描いています。 -
なんだか足早に終わってしまった。。。
沖田さんの心境とか丁寧に書こうというカンジはよく伝わるので
最後のもの足りなさが、とても残念です。 -
幕末、新選組の沖田総司を中心に描かれている。さくっと読める。途中から先が読めてだんだん切なくなってくるのだけれど、その割にさくっとしすぎているかも。一冊じゃあ物足りない。
2010/5/20 -
新選組のお話を読むようになって日が浅い私ですが、これにはちょっとびっくり。
なんかいろいろすっとばして終わっちゃった、って感じです。
池田屋以降のお話にほとんど厚みがない・・・?
想い人の存在もなんか後半は空気になっていましたし。
もう少し詳しく書いてほしいところもありました。 -
池田屋事件までで2/3を割いてる内容でした。
新選組結成1年で大半が終わっておりました。
え?! 後の3年は?
ってカンジです。
すっげえ端折ってた。甲子太郎参画とか、山南さん脱走とか、油小路の変とかは、ぱぱぱっとあっという間に終わっておりました。
えぇんかこれで?
えぇと、筆者が剣道を嗜んでいる所為なのか、参考資料の所為なのか、天然理心流の説明が薀蓄くさかった。でも、自分が書くとしても、もしかしたらこう書くんじゃね? と思わされなくもなく、複雑な心境でした。
参考資料は隅々まで読み漁らねばならないが、それをひけらかしてはいけない。と某作家さんが言っておりましたが、その通りだと思いました。そういう文章に出会わなければ分からなかったですな。
で、この本では、土方さんの兼定は自分で買ったことになっており(実際には義兄に金を出させたんだけど)、総司は菊一文字を持っている……。
局長が買ったことになっておりましたが、局長の給金でも買えないんじゃあ? 当時にして国宝級と言われていたんですから。
沖田総司が主役ですからどこでも総司ばかりなのはしょうがないとして、それ以外の新選組の面々と言えば局長と副長だけしか出てこないんですけど?
左之なんてこれっぽっちも出てこないし、平ちゃんは池田屋事件と油小路の変のみだったし、一さんも高台寺党へスパイしたという説明の時、名前が出ただけ?
なんか、登場人物が少なすぎて、新選組らしくなかったです。
ありきたりな沖田総司像だったかも。
これと言って取り立てる要素のない沖田総司でした。
うむむ、、、。
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鳥羽さんの作品を初めて読みました。
沖田総司が主人公ということで…。
うーん。
サラッとしすぎて、ラスト「エーッ!」と叫んでしもうた…。
高校生の頃から新撰組を扱った小説をちょろちょろ読んでますけど、
司馬先生の新撰組モノを追い抜けるモノに未だ出会えず…。