- Amazon.co.jp ・本 (293ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198628222
感想・レビュー・書評
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ふつうに面白い。図書館で読んでしまうか、買うか迷う。
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今年度4冊目
なんかの雑誌で2009年の経営者のお薦めの本になっていた1冊です。
つけれるのであれば6点をあげたいくらいお薦めです!
政府の金融政策の判断ミスにより、失われた10年と言われたバブル崩壊後の日本。
これがマスコミなどから与えられていたイメージだと思います。
しかし、不動産価格がバブル当時から87%も下がっているにも関わらず、GDPは維持をしている。これはいったいどう判断するべきなのだろう?
リーマンショック以降の出来事と日本のバブル崩壊、そして今後の世界経済について。経済の知識が無い人でも、きっと読み終わった後にはすごく勉強した気がすると思います。
ここで私の感想を読むよりも、今後の経済を知りたい人はぜひ読んでみてください。 -
昔ほどテレビで見る機会が減った気がするリチャード・クー氏の持論「バランスシート不況」について書かれています。本当のイノベーションがおこらなければ、この不況は乗り越えられない気がする。もちろんその時にはバブルがおこるのだろうが、、、、
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ストックとフローの考え方と経済の動きがわかり易く説明されていて非常に勉強になった。今回の世界同時不況についても特に銀行の果たす役割と景気の影響の関連性から大きな視点で体系的に説明されておりその理論は秀逸。
また、後半成熟社会に向けた日本への処方箋としてのフロー型からストック型の経済への転換、特に住宅政策の構造転換が如何に重要なのかがやっと腹に落ちた感じである。
これは久々に座右の書に加えたい本だ。 -
久しぶりに読んだ経済関連書籍。 おもしろかったです。
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不況には2種類あること、財政政策が効果的なときと、効果的ではないときがあること、金融政策が有効なときと無効になるときがあること、国債の利回りが上昇しないことの理由、そして、金融資本主義では仕組み上バブル発生を内包していること、また、先進国では慢性的な過剰供給であることをこの本では説明しています。ケインズの盲点、フリードマンの盲点が統合されている理論がこのバランスシート理論でリチャードクーはノーベル経済賞を受賞するに値するとわたしは考えており、そのうち現実化するでしょう。この予測があたることをとても願っております。また、この著者への理解が世の中で進むことを願っております。どうか偏見、先入観を捨ててあたらしい理論構築とその共有がされるといいなと思います。経済学の本を読んでここまで感動するとは自分自身におどろきでした。すべては人間の認知の枠組みの変革ができるひととできない人がいるということをこの本では物語っているように思います。
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前著の発展形で、「バランスシート不況」を唱えた時に冷遇された鬱憤を晴らすように書いています。日本のバブル不況後、財政緩和がどうして効力を発揮しなかったのか。それは企業がCFを得てもすべて過剰債務の返済に向かうから。それを回避するのは国の財政出動で極端な話赤字国債を発行して穴を掘って埋めるだけでもやるべき、とします。
リーマンショック以降の先進各国の不況はまさにバランスシート不況であるので同様に財政出動が必要だ、とします。 -
リチャード・クーさんのファンなので、即購入しました。
今やすっかり用語として定着した「バランスシート不況」に直面する日本経済の今後の動向について、述べてあるようです。