さんびきのこねずみとガラスのほし (児童書)

  • 徳間書店
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・本 (32ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198637101

感想・レビュー・書評

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  • 「なんでガラクタのとこで遊んじゃダメだったんだろ。お宝見つかっちゃうからじゃない?」
    「もしガラスの雫が落ちてたら、僕はやったー!って拾うよ。だって宝物っぽいでしょ?」(S9)

    宝石がいっぱい入った宝箱の鍵
    王様のコートの金ボタン
    家族のテーブルを照らした電球のソケット
    電車を留めてあちこち旅をしたボルト
    そしてなにものにもならなかったガラスの雫

    クリスマスの夜に読みたくなる絵本。
    こんな風に意識しないで誰かの夢をかなえていたら素敵だな。

    「Mちゃんね、ここが一番好きなの!」(M6)
    宝箱のページを何度も開いて嬉しそうに眺める。

  • 物にも心があって、優しくしてあげると喜ぶし、もうガラクタかもしれないけど、工夫すれば使い道だってあるかもしれない。

    教育的な内容だけど、優しくかわいいタッチの絵でスムーズに教えてくれる。
    非常に良質な作品。

  • 今まで何かの役に立っていたガラクタ達。

    でも、その中に一度も役に立ったことがないというガラスのかけらがありました。

    そんなガラクタ達をねずみ達は活躍する場を与えるのです。

    今まで役に立っていた物も役に立ったことのない物も使い方を工夫することで役に立つことができる。

    そのことを教えてくれる作品です。

    友達の子どもへのクリスマスプレゼントにしようかな。

著者プロフィール

東京生まれ。
多摩美術大学グラフィックデザイン科卒業。玩具メーカーの企画デザイン室を経て、渡米。カリグラフィー、水彩画、銅版画などを学ぶ。絵本に『ハムスターのハモ』『チュウとチイのあおいやねのひみつきち』『ちいさなふたりのいえさがし』(福音館書店)、『さんびきのこねずみとガラスのほし』(徳間書店)、『あなふさぎのジグモンタ』(ひさかたチャイルド)、「プリンちゃん」シリーズ(理論社)、『ねばらねばなっとう』(ひかりのくに)、『くるみのなかには』『ピンクいろのうさぎ』(講談社)挿絵の仕事に『ねずみの家』(徳間書店)、『クリスマスのりんご』(福音館書店)、『雨がしくしく、ふった日は』(講談社)など多数。

「2023年 『うみのたからもの』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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