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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784198637682
みんなの感想まとめ
心温まる青春物語が描かれており、主人公の新米教師と5人の生徒たちの成長と絆が繊細に描かれています。舞台は北海道の小さな分校で、限られた人数の中でそれぞれの悩みや夢が交錯し、彼らの心情に共感する読者も多...
感想・レビュー・書評
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たまにこんな本を読むと心が洗われてピュアな自分に戻った気分。
ピュアな自分なんて元からないじゃないか、とつっこみたくもあるが。
乾ルカさんの作品を読むのはこれが初めて。
いいですね~、爽やかで。登場人物がみんないい人。
中学校が舞台だもん、いいよねこれで。
妙に擦れてる中学生よりよっぽどいい。
北海道のとある村の分校。
ここには3年生1人と1年生4人のたった5人の生徒しかいない。
そして来年度には本校に統合されることが決まっている。
そこに赴任してきた一人の新米教師。
恋人に振られ早くも辞めることばかりを考えている。
そんなやる気のない彼が村の医師の言葉でどう変わって行くのか。
そして生徒5人それぞれの中学生らしい悩みが綴られる。
分校ならではの問題や分校ならではの絆も。
これだけだと単なる青春小説のようだが、タイトルには切実な思いが込められている。
私も最後には思わず祈るような気持ちになった。
その後が果たしてどうなったかまでは描かれていない。
それでも「いつか」を目指し未来に向かう彼らの姿は心に響いた。
もうちょっと教師の成長部分を掘り下げて描くとなおよかった。
それだけが残念。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
生徒が5人しかいない学校。大変だと感じました。小学生でも読みやすい話でした。
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感想その1
この作者の「プロメテウスの涙」を読んで感動したことを思い出し、図書館で別な作品をと借りてきた。
主人公たちは、新米教師と中学生だか、中学生の心情にのめり込んで、私も中学生になってしまう。
その頃の私はもう何十年も前ではあるが、その感覚が蘇ってきて、なんともこそばゆい。
続きは一気に読めそうだ。のちに2へと続く・・・
(予定)
感想その2
登場人物の個性が伝わってきて、私が登場人物になったり、その友人になったりして、楽しく読めた。
一つの出来事をそれぞれの登場人物からの目線での、ストーリーの展開が楽しかった。結末は、ほっとする最後だったので、よかった。
未来があるということは本当に、ありがたいこと、
当たり前のように日常を過ごせる感謝をしみじみと感じた。 -
よくある分校の、ほのぼの物語かと思いきや、いきなり赴任してきた教師のやる気のなさに驚かされる。その教師の成長物語かと思ったのだが、章が変わると主人公が代わって、分校の生徒一人ひとりの物語になる。
分校の生徒である、ということが生み出すそれぞれのドラマ。都会からやってきてそこに住むということの意味。たわいのない嘘をつき続ける少年の鮮やかな覚醒。
ラストに示される、切実で必死な願いが胸に迫って、思わず涙がにじんだ。
「いつか」と言える幸せ。「普通に生きていること」の幸せを、改めて考えさせてくれる作品だった。 -
北海道の中学校分校の一年を通して、5人の全校生徒と赴任してきた1人の新任教師はそれぞれの希望や未来を徐々に見つけていく。
現状への不満や焦りで押しつぶされそうになりながらも、ふと何かに気付かされることで、それぞれのペースで成長していく心、今といつかの尊さなど、読んでいて自分の心も澄んでいくような気がした。 -
生徒がたった5人しかいない、中学校の分校を舞台にした青春連作短編集。
やる気のない新任教師。嘘ばかりつく男子生徒。狭い世界から抜け出したい女子生徒。
それぞれが悩みながら成長していく様子を、語り手を代えていきながらつむいでいく。
なんの悪意も躊躇いもなく、平気で嘘をつく少年。
彼のその真意がわかった時、胸を突かれた。
決して周囲にかまって欲しいが為に嘘を口にするのではなく。ましてや自分の利益やプライドの為でもない。
ただ大切な人達の笑顔が曇る事のないように、その笑顔を守りたいが為につく嘘は、あまりにも切ない。
「いつか」またこの5人が、出会える時がくればいい。
その時は輝くような未来が一緒であって欲しいと、そう思う。
「一年生の教室におかれた五つの机って、カシオペア座みたいだと思いませんか?
進むべき道を知る助けとなる星々だ。」 -
記録
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寒い田舎の分校を舞台に、すぐにでも辞めたい新任男性教諭と中学一年生四人、三年生一人がそれぞれ語る物語に、透明でしんとした魅力があった。神童の学と素直な親友の憲太、嘘つきな亮介の理由等。本校の生徒に一人で混ざって修学旅行に行くけれど頑なな弥生の話、特別になりたくて霊能力者と思い込むみなみの話が印象的。
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2016/2/29
913.6||イヌ (3階日本の小説類)
北海道の田舎に、ぽつんとたたずむ中学校分校には、1年生4人と3年生1人の5人が学んでいた。来年度には本校と統合されることが決まっている。
彼らを教えることになった新任教師を含め、時には悩み、傷つきながらも成長していく5人のかけがえのない一年の物語です。 -
来年度には本校との統合が決まっている田舎の小さな分校。生徒はたった5人しかいませんが、個性は様々です。そして中学生ならではの友人関係・進路・勉強などから分校という少し変わった環境での悩みも抱えています。分校最後の一年間で生徒たちの心は将来に向けて大きな変化が表れます。
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読もうと思って、忘れていました。
なかなか、合ってます。
誰にお勧めしようかな~。Tか!? -
まるで時の女神が回収し忘れたようだ。
北の大地の片隅に、ぽつんとたたずむ中学校分校には、一年生四人と三年生一人が学んでいた。
たった五人でも、自称霊感少女もいれば、嘘つきな少年もいる。
そこに赴任してきたのは、まったくやる気のない若い教師。
けれど、やがて彼が知ることになる少年の嘘の痛ましい理由とは?
ときには悩み、傷つきながらも、成長していく五人の、胸を打つ青春前期物語。 -
たった5人しかいない、北海道の小さな分校。来年には隣の中学との統合も決まっている。
1年生4人と3年生1人。そんな分校に赴任してきた若い教師は、恋に敗れ、教師ではなく法曹を目指す林先生。
5人の生徒も、性格はいろいろだ。自分の学年が1人という事を辛いと思いながらも、大人にも誰にも言えずにいる少女、道内トップクラスの成績を田舎すぎる環境で維持することに疲れた少年、自称霊感少女、嘘つき少年、天真爛漫で明るい村長の息子・・・
それぞれが、時に悩み、傷つきながら成長してゆく。
北海道の美しい自然とともに映像で見られたらいいなあ・・・
サンピラー・・・ -
#読了。北海道の小さな村にある中学校分校に赴任した教師の林と5人の生徒の物語。それぞれ問題や悩みを抱える生徒と、少しづづ向き合う気持ちになっていく林。少し切ない嘘が際立つ。
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田舎の学校に赴任してきたやる気のない教師。心にどこか闇を抱える生徒たち。ふれあいが暖かい。でもどこか痛い。
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