ポスト・コロナ「新しい世界」の教科書

  • 徳間書店
3.28
  • (2)
  • (4)
  • (9)
  • (3)
  • (0)
本棚登録 : 71
感想 : 5
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198650841

作品紹介・あらすじ

政治・経済・外交から官僚の世界まで知り尽くす2人が、コロナ以後に世界と日本で起きている大変化の裏側を解説! これから始まる「新たな世界システム」を読み解く。

コロナで激怒した米国の中国潰しは日本のIRにも及び、世界各国による中国排除の連携で習近平政権は瓦解寸前へ! 一方、日本では緊急経済対策の財源として財務省は再増税を狙う…急変する世界と日本復活への道を徹底的に論じる!

はじめに──コロナ収束後から始まる世界の地殻変動


第1章 嘘で被害を拡散させた中国への制裁が始まる

◎統計学が見抜いた中国の嘘
◎これから中国へ向かう全世界の怒り
◎国際機関に浸透する中国勢力
◎中国への損害賠償の行方
◎中国抜きの国際機関がつくられる可能性
◎なぜ中国に騙されるのか
◎中国式資本主義の不気味さ ほか

第2章 激変する世界秩序と急落する中国経済の影響

◎沈滞する世界経済の行方
◎非常に大きなヨーロッパのダメージ
◎インバウンドと航空業界の苦境
◎世界的な食糧危機が起こる可能性
◎ローテクと第一次産業が復活する
◎アメリカの露骨な台湾支援
◎ECRAで中国を追い詰めるアメリカ ほか


第3章 新型コロナがあぶり出した「日本の本当の敵」

◎緊急事態条項のない日本の弱点
◎「私権より生命のほうが大事」と言えない日本
◎コロコロ手のひら返しをする人たち
◎日本の創薬が世界を救う可能性
◎「コロナ文化人」の怪しさ
◎統計学からみたPCR検査の限界
◎リモート・アクセス時代だからこその「中国排除」
◎戦時体制だからこそ起こる人種差別
◎生物兵器の有効性を証明してしまった新型コロナウイルス
◎日本のセキュリティはザル
◎官邸の情報もダダ漏れ
◎民主主義の力を示すためにも憲法に緊急事態条項を入れよ ほか

第4章 日本経済はいかに危機から復活するか

◎急遽1人あたり10万円給付が決まった裏側
◎日本経済はどこまで落ち込むか
◎安倍政権の対応を遅らせる財務省
◎景気対策時に出てくる「日本破綻論」に気をつけろ
◎デリバティブ商品に手を出すな
◎新型コロナ問題で壊滅的になるベンチャー投資
◎甘すぎる日本の証券取引規制
◎新型コロナ以後、日本の親中勢力への攻撃が始まる ほか

第5章 新たな世界秩序の勝者は誰か

◎パンデミック収束後に始まる真相究明
◎新型コロナ以後、中国陣営と自由主義陣営に分割する世界
◎「中国なき世界」はやってくるか
◎中国大分裂の可能性
◎「新たな世界」のトップリーダーになる日本

おわりに──正しい財政金融政策で日本は「コロナ以後」に大復活する

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 30代男性
    緊急事態宣言が解除されたので、ニューノーマルな中でのポストコロナを理解するために、読みました。
    これまで、世界の中国への依存率(貿易、国連の各機関)が高かったが、新しい時代では、依存しないように変化するという話について、対談形式で記述されている。
    中国への進出が少しリスクになることを理解し、中国に対する世界の動きには、注視していきたい。

  • この手の本は、世に出た時が旬と思われるが、約半年後に読んでみるのも面白い。
    色々と検証出来るし、著者達の評価も可能かと思います。
    内容は限定的で、コロナ禍の情報を読んでいる人達にはわかりやすく読みやすいのではないでしょうか。

  • 高橋 洋一先生著

  • コロナの途中でわざわざだすべきなのだろうか?
    それでも読んでしまっている私がいる。。

  • ●100年前に流行したスペイン風邪は5000万もの死者を出し、第一次世界大戦を終結へ導いた。しかし世界に与えた経済的ダメージは、世界恐慌、ブロック経済化、そして第二次世界大戦の一因となった。
    ●昨年12月に台湾はWHOに警告済み。WHOはこれを無視。中国も1月20日まで隠避。
    ●アフリカではエチオピア航空が最大。中国とエチオピア間の航路を止めなかったせいで、アフリカに中国人を運び続け疫病が広がった。
    ●イタリアでは、革製品の工場や縫製工場などを中国企業が買い漁り、そこで中国人労働者を送り込んで技術を盗んで、「メイドインイタリア」として世界に輸出していた。イタリア人の雇用を奪っていたわけです。特にブランドの下請け企業。
    ●土足文化が被害拡大の一因。
    ●中国では、会計不正は死刑。だからデータの正しさはディスクロージャーではなく死刑によって担保されると言い切る。恐ろしい。

全5件中 1 - 5件を表示

著者プロフィール

1955年東京都生まれ。数量政策学者。嘉悦大学大学院ビジネス創造研究科教授、株式会社政策工房代表取締役会長。東京大学理学部数学科・経済学部経済学科卒業。博士(政策研究)。1980年に大蔵省(現・財務省)入省。大蔵省理財局資金企画室長、プリンストン大学客員研究員、内閣府参事官(経済財政諮問会議特命室)、内閣参事官(首相官邸)などを歴任。小泉内閣・第1次安倍内閣ではブレーンとして活躍。2008年に退官。菅義偉内閣では内閣官房参与を務めた。『さらば財務省!』(講談社)で第17回山本七平賞を受賞。著書はほかに、『正しい「未来予測」のための武器になる数学アタマのつくり方』(マガジンハウス)、『高橋洋一式「デジタル仕事術」』(かや書房)、『国民のための経済と財政の基礎知識』(扶桑社)、『理系思考入門』(PHP研究所)、『国民はこうして騙される』『プーチンショック後の世界と日本』(徳間書店)など多数。YouTube「高橋洋一チャンネル」でも発信中。

「2023年 『日本の常識は、世界の非常識! これで景気回復、安全保障は取り戻せるのか』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高橋洋一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×