ウサギとぼくのこまった毎日 (児童書)

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感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (104ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198650988

作品紹介・あらすじ

『おちゃのじかんにきたとら』で知られる
英国の人気作家ジュディス・カーが最後に遺した、ほのぼのとした物語。

もうすぐ、クリスマス。
トミーは、お父さんとお母さんから、
新しい自転車をもらうのを楽しみにしていた。
そんなある日、トミーは学校にいたウサギを
しばらくのあいだ、うちであずかることになった。
でもその日から、うちのなかでは、
悪いことがつづけて起こって大さわぎ!
ウサギは、「のろわれたウサギ」なのだろうか? 
それとも…?

さわぎを起こすウサギをめぐって、
少年の家族とそのまわりの親しい人たちとの交流を描く、ほのぼのとした物語。

【もくじ】

1 ウサギのユッキー

2 ユッキーが起こした大事件

3 ユッキーとこわい犬たち

4 アンジーの病気

5 ユッキーは「のろわれたウサギ」?

6 マイクおじさんと映画館へ

7 アンジー、目をさます

8 ユッキーが行方不明

9 新しい映画ができるかもしれない

10 やっぱりユッキーは「のろわれたウサギ」かも……

訳者あとがき

感想・レビュー・書評

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  •  ジュディス・カーがお孫さんたちに残された「遺作」だそうです。ヒトラーに奪われた、大好きだったぬいぐるみのウサギの思い出は、90年を超える生涯を通じて、あの、楽しかった、子供のころの日々を奪ったもの、今、目の前で奪いそうなものたちを許してはいけないというふうな気持ちを、彼女の心に刻み付けたに違いないと思いながら読みました。
     ブログにも感想を書きました。読んでみてください。
    https://plaza.rakuten.co.jp/simakumakun/diary/202106220000/

  • 本当に困った毎日でした。
    うさぎのユッキーが行方不明になった時は、ハラハラしました。

  • ウサギを数日預かることになった少年一家に起きる様々なトラブル。
    ウサギが家に来てからなぜか悪いことばかり起きるもんだから、「呪われたウサギ」なのでは!?と思うところがかわいいですね。
    短いお話の中に、少年の成長も感じられておもしろかったです!
    クリスマス前の設定なので、12月くらいに読むのがおすすめ。
    ちなみに、本作は著者が亡くなる前の最後に書き上げた作品で、出版を待たずに亡くなってしまったそうです。

  • 先生から預かったウサギがきてからというものの家では不幸続き
    果たしてこれはウサギのせいなのか

  • トミーの家で兎のユッキーを預かってから、ハプニングが続いていい事なし。悪態をつきながらもトミーはちゃんとユッキーの世話をする。お父さんが仕事に恵まれない俳優という設定でどこか浮世離れした感じではあるがそれもまたひとつの味わい。ドタバタの末大団円で終わるから最後暖かい。

  • 「『おちゃのじかんにきたとら』で知られる
    英国の人気作家ジュディス・カーが最後に遺した、ほのぼのとした物語。

    もうすぐ、クリスマス。
    トミーは、お父さんとお母さんから、
    新しい自転車をもらうのを楽しみにしていた。
    そんなある日、トミーは学校にいたウサギを
    しばらくのあいだ、うちであずかることになった。
    でもその日から、うちのなかでは、
    悪いことがつづけて起こって大さわぎ!
    ウサギは、「のろわれたウサギ」なのだろうか? 
    それとも…?

    さわぎを起こすウサギをめぐって、
    少年の家族とそのまわりの親しい人たちとの交流を描く、ほのぼのとした物語。」

  • ジュディス・カーの遺作。ウサギをあずかったことからおこる様々なハプニング。呪われたウサギなのか?

  • あっという間によみおわってしまった。主人公がほうたいを買いに行くところがかわいらしくていいな。
    主人公はおにいちゃんらしくて、お金のことなんかもわかっていてえらいな。

  • 『おちゃのじかんにきたトラ』のジュディス・カーが最後に遺した作品。
    妹が学校からあずかってきたウサギのユッキー。
    問題ばかり起こすので、「ぼく」ことトミーはうんざりしてしまう。

    ユッキーは、「トリックスター」のような役割をになっている。俳優であるお父さんに、久しぶりに出演作品の話がきて、主演俳優が家にたずねてきたときの騒動がゆかい。お行儀のいい大人だったら大過なくやりすごすところで、ユッキーは相手の正体をあばいてしまう(笑)。

    お父さんの仕事、ぼくの学校生活、妹のことなど、短いなかでいくつかのストーリーラインが交錯して少しごちゃごちゃしてるけど、全体としてはとても幸せでほのぼのしたお話。

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著者プロフィール

1923年-2019年。ドイツのベルリンで生まれる。ナチスの迫害をのがれ、スイス、フランスで過ごした後、1936年にイギリスに移住。ロンドンの美術工芸学校に学ぶ。1968年に、デビュー作『おちゃのじかんにきたとら』(童話館出版)を発表。その後も、「ねこのモグ」シリーズ(あすなろ書房)、『アルバートさんと赤ちゃんアザラシ』『ふしぎなしっぽのねこカティンカ』(徳間書店)など、95歳で亡くなるまで精力的に子どもの本を作りつづけた。やさしい絵が魅力のカーの作品は、いまもなお、世界じゅうで読みつがれている。本書は、カーが最後に遺した児童文学。

「2020年 『ウサギとぼくのこまった毎日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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