- Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
- / ISBN・EAN: 9784198651404
感想・レビュー・書評
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空の港。
空港で交差する人々の出会いや再会、別れを描いた連作短編集。
空港や普段使わないターミナル駅。行くだけでどうしてあんなにドキドキ・ワクワクするのだろう。時には切なさもあったり。
空港ではないけれど、新幹線や特急を利用するときは尚更、想いが募る。
今回は空港に発着する人々、働く人たちの様々な想いが描かれていて、読んでいて自分も空港のその場にいるような気持ちになりました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
仕事、旅行、帰路へと利用する空港、別れ出会い再会、希望ありの内容で和めました。初めて搭乗した日の事を恵さんを通して思い出した事、空港にも遊びに行きたくなったなあ
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空港は、たくさんの人の物語が詰まっている。それは懐かしい記憶だったり、後悔だったり、楽しい思い出だったり、未来へ託す想いだったり…
4つのお話の中で、同じ時間、同じ空間を、別々の人生が交錯するのが、まさに空港だなぁと、しみじみと感じながら読み終えた。
一期一会、だけど思いもかけない再会があるかも。そんな奇跡が起こると信じられるのが、空港の魅力のひとつなのかもしれない。 -
普段は忙しく動いている日常も、
空港は少し時間が止まったような・・・
「あぁ、わかる!」
と思いながら、
自分もコロナ前までは、旅行などで利用していた空港を思いながら読み進めました。
私も空港が好きです!
たくさんの人が各々の目的のため飛行機に乗って旅立って行く、その目的を想像するのが楽しかったり、また、いろんな行き先の飛行機があってワクワクしたり、そして空港をぶらぶらするのが好きで、いつも登場の2時間前ぐらいに行って、お茶したり食事をしたり、お土産を買ったりします。なんかまさにこんな感じだなぁ・・・と。
そんな空港での出会いや、今まさにこの場所にいるドラマが、面白くて素敵な、正に一時の物語でした。
私も、また、旅立ちたくなりました。
早く、コロナの不安がなくなる時が来てほしいです。 -
空港を『風の港』と呼ぶ…なんて素敵でしょう!村山早紀さんらしいですね。
旅人や彼らをもてなすそこで働く人々のお話。
それぞれが過去の記憶をたどりその時のことに想いを馳せる。
また、素敵な一期一会も沢山描かれていて空港って素敵な場所なのだな…と行ってみたくなりました。 -
駅ではなく、空港という場所だからこそ
成立してる感じがする。
同じ旅でも、より高く遠く進む人が
集まってくる場所だからだろうか。
どの登場人物も過去を乗り越えたけど、
一番好きなのは一つ目かなあ。
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YouTubeで紹介されていて読んでみました。
読んでいて心地の良い本でした。
特に第3編が好きです。
休みの日に空港に行きたくなりました。
空と飛行機を眺めながらの食事、読書…☺️☺️
好きなセリフ
・日常ってその時はその価値は分からない。終わって初めて大事さがわかる。
・落ち込むのは今じゃなくていい
・どんなに実力があっても、いい風に恵まれず、にっちもさっちもいかなくなる時がある。そんな時は良い風が吹く日まで待っていてもいい。 -
風の港、空港を舞台にした短編集。失った恋人や親友、娘や祖母などと、このほかでもない空港で出会いなおし新しい関係を作る物語。とても温かい気持ちになりました。
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春、桜の花が咲く空港での人間模様を描いた連作短編…どのお話もどこかファンタジックで心温まる話だった。奇跡的な出会いがいくつも描かれているけれど、空港て本当にそんな場所なのかもしれない。