追読人間臨終図巻 芸術家編

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  • Amazon.co.jp ・本 (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198656256

作品紹介・あらすじ

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「私は絵を描きながら死にたいんだ」
(セザンヌ)
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山田風太郎の不朽の名著、
『人間臨終図巻』から古今東西の
芸術家125名を選り抜き、
その死にざまを漫画化!

芸術家ならでは?
それとも意外と庶民的?
いずれにしても驚きに満ちた
彼らの「死」に何を思う。

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芸術家の死に際の言葉

葛飾北斎
「せめてあと五年の命があったなら、
ほんとうの絵師になれるのだが」

ルノワール
「くそっ、
なんてこの世は美しいんだ!」

岸田劉生
「マチスのバカヤロー!」

ドストエフスキー
「ずっと考えていたんだが、
きょう僕は死ぬよ」

山下清
「人間、死んだら何もできなく
なるもんな、やっぱり」

カフカ
「僕の遺稿の全部、中身を
読まずに焼却してくれたまえ」

高村光太郎
「僕は智恵子とふたりで
いつも話しあっている」
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感想・レビュー・書評

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  • 面白かった。コナン・ドイルとアガサ・クリスティの最期に憧れる。

  • 今回は芸術家編。
    病気をしたり、不摂生で亡くなる人はやはり多かれど、絵を描くことは多少それだけでストレス発散になるので絵描きは中でも寿命が長いというのは面白い視点だった。
    ストイックな人もいるし、皆に当てはまる事でないのは勿論だが。
    病気も不摂生も、その根本がストレスなのはよくある事だし。
    でも思い通りにいかない事の方が多い訳で…というのは置いといて興味深い作品である。

  • 長生きの方が多い。芸術を極めるには、歳月が必要という事か。現代音楽は、感性からか、若い方が活躍しておられる。昔は、強健である事が芸術家の条件だったのかも。

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著者プロフィール

1922年兵庫県生まれ。47年「達磨峠の事件」で作家デビュー。49年「眼中の悪魔」「虚像淫楽」で探偵作家クラブ賞、97年に第45回菊池寛賞、2001年に第四回日本ミステリー文学大賞を受賞。2001年没。

「2011年 『誰にも出来る殺人/棺の中の悦楽 山田風太郎ベストコレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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