銀河英雄伝説 6 飛翔篇 (徳間文庫 た 5-13)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (343ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198907549

感想・レビュー・書評

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  • 帝国では、ラインハルト暗殺未遂事件。地球教を探るユリアン。憧れの年金生活を送っていたヤンは、レンネンカンプに危険人物と疑われ、なんやかんやで独立運動を始めるの…か……?


    次の物語に続くための事件が次々と起こる中、私は政治の出来事そっちのけで、新しい恋愛事情が気になってしかたがなかったです。
    ヤンとフレデリカの新婚生活に和んで、ユリアンとロイエンタールがそれぞれ出会った女性との今後を想像!ただラインハルトとヒルダはどうしても政治色が強くなってしまう気がして、斜めから見てしまいます(・_・;)

    ラインハルトとヤン達の物語も、もちろん面白いのだけれど、今回は「序章 地球衰亡の記録」も面白かった。40ページ未満の短い量なのだけれど、銀英伝の人物達にとっての地球の歴史を読ませてもらえて、楽しかったです。

  • ヤン引退からのフレデリカと結婚。が、同盟のダメな感じの権力層が帝国オーベルシュタイン他の陰謀にやられて無駄にヤンを殺そうとするも見事に元ヤン軍団に返り討ちにあい、ヤン他みんなでハイネセン脱出。かたや地球教とやらがいらんことラインハルト暗殺を企み、失敗。地球にはユリアンが潜伏していたが、地球教が信者にこっそり麻薬をぶち込んでいたり、なかなかのくそ宗教で良い感じ。

    ということで、色々落ち着かない第6巻。結局ヤンはハイネセン出てこっそり隠しておいたメルカッツ艦隊と合流するっぽいが、全然平和にならずまだまだ揉めそうで、この後の展開にわくわく。

  • ヤン危機一髪。

  • 第2部の始まり的な巻。
    だが、物語は滞留せずに掻き回されて行く。

    カリン登場巻。
    地球史、帝国史がまた面白い。

  • やっぱり、なんだかんだ言ってもヤンは、ベレーがお似合いです。残念ながらヤンは、戦闘の中でこそ輝く。これからの動きに期待。

  • 軍を辞してフレデリカと結婚し、のんびり年金生活のはずが……。これから、ヤンやユリアンはどのような動きをみせるのかな。

  • 憧れの年金生活も、あっという間に終わってしまったヤン・ウェンリー(笑)。
    謀殺されかけたところを、かつての部下たちが救出。
    その、やんちゃな行動ぶりが面白い。

  • フレデリカの新婚生活と年金生活を楽しんでいたヤンだったが、その安穏とした生活は、帝国の弁務官レンネンカンプの狭量で強引な要求とそれにやすやすと屈した、同盟の議長ジョアン・レベロによりあっさりと破られた。尋問、監禁され、殺害されるところを、すんでのところで救出され、ヤンはかつての部下たちとともに、ふたたび宇宙へ戻った、と。//信念とは、あやまちや愚行を正当化するための化粧であるにすぎない。(ヤン)/信念のために人を殺すのは、金銭のために人を殺すより下等なことである。なぜなら、金銭は万人に共通の価値を有するが、信念の価値は当人にしか通用しないからだ(ヤン)/けっこうな論理ですな。国家が個人を売るのはよいが、その逆は許されないとおっしゃる(シェーンコップ)/

  • 「化粧が厚いほど、その下の顔はみにくい」
    「信念のために人を殺すのは、金銭のために人を殺すより下等なことである。なぜなら、金銭は万人に共通の価値を有するが、信念の価値は当人にしか通用しないからである」
    田中先生、御躾有難う御座います。
    漸く意外が齎されるような予感がして、後日の筋の期待を超越して欲しいね。

  • 短い年金生活。
    そして読めば読むほどラインハルトが不憫に思えてしまう不思議....。

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著者プロフィール

1952年熊本県生まれ。学習院大学大学院修了。1978年「緑の草原に……」で幻影城新人賞を受賞しデビュー。1988年『銀河英雄伝説』で第19回星雲賞(日本長編部門)を受賞。2006年『ラインの虜囚』で第22回うつのみやこども賞を受賞した。壮大なスケールと緻密な構成で、『薬師寺涼子の怪奇事件簿』『創竜伝』『アルスラーン戦記』など大人気シリーズを多数執筆している。本書ほか、『岳飛伝』『新・水滸後伝』『天竺熱風録』などの中国歴史小説も絶大な支持を得ている。

「2023年 『残照』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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