南紀白浜殺人事件 (徳間文庫 に 1-37)

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  • 徳間書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (311ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784198911942

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  • ○死の予言が呼び起こす、十津川直子の危機!
    建設会社勤務のOL・広田ユカは、自らの死を予言した手紙に気味悪さを覚え、友人の木島多恵に相談をした。2通目を見せられたとき、多恵は近所に住む十津川直子に相談した矢先、ユカの母親が亡くなり南紀白浜へ帰郷するという。しかしユカの父親から受け取った連絡は、ユカが到着していないという旨であり、多恵と直子はユカを追い南紀白浜へ向かう。
    二人はユカのバッグや靴を見つけ、絶望するが、あるとき多恵も失踪してしまい遺体でみつかってしまう…

    十津川警部の追う事件と奇妙な関係が出てきてしまい十津川警部も関わらざるをえなくなるが、そのおかげで捜査は進んでいく。
    直子の危なっかしい動きを横目にしながら捜査するが、多恵が殺されるべき理由に思い当たった瞬間、直子を遠ざけようとするところは愛するものへの配慮だ。しかし直子は解決を手伝おうとする。
    二人の息合う、しかし危なげな捜査にハラハラし通しなうちに読みきる本書は、父娘・親友どうしの愛と結末とのの裏腹さがとても悲しく切ない。

  • 十津川直子が大活躍。
    南紀白浜で行方不明になった人を探しに行く。
    一緒に行った女性が殺される。

    殺されたのが東京の女性だったことと、
    東京で殺された人との関連を探って十津川警部が活躍する。

  • 1999.10.15 初刷 533
    貴女の死期が近づいていることを、お知らせするのは残念ですが、事実です――“死の予告状”を受けとった建設会社のOL・広田ユカが消息を絶った。同僚の木島多恵が、ユカの悩みを十津川警部の妻・直子に相談し、助力を求めていた矢先だった。一方、東京で起った殺人事件の被害者・近藤真一は、ゆすりの代筆業という奇妙な副業を持っていたが、“予告状”が近藤の筆跡と一致し、事件は思わぬ展開を……!?

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著者プロフィール

一九三〇(昭和五)年、東京生れ。鉄道ミステリ、トラベルミステリの立役者で、二〇二二年に亡くなるまで六〇〇冊以上の書籍が刊行されている。オール讀物推理小説新人賞、江戸川乱歩賞、日本推理作家協会賞など、数多くの賞を受賞。

「2022年 『十津川警部と七枚の切符』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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